芸能

「SASUKE2022」を総括!「オヤジ選手の逆襲」が好評でも不満の声が出たワケ

 記念すべき第40回大会となった2022年の「SASUKE」(TBS系)。今や年末の風物詩となったスポーツバラエティー番組にファンの熱い視線が注がれたが、去る12月27日に放送された同大会をひと言で総括すれば「ベテラン選手の復権」になるだろう。

 SASUKEオールスターズのひとりで、初の完全制覇者となった元毛ガニ漁師の秋山和彦氏が10年ぶりに復帰。初めて挑む名物エリア「ドラゴングライダー」でバーに手が届かず失敗に終わったものの、観客に強烈な印象を残した。テレビ誌記者も感動したとして、次のように話す。

「秋山氏は先天性の弱視を抱えていますが、それを感じさせませんでした。挑戦の後、盟友の山本進悟氏が『見えづらかったのに(頑張った)』とエールを送っていましたが、テレビの前の誰もが秋山氏に感動を覚えたはずです」

 48歳のケイン・コスギも、21年ぶりに参戦。ブランクと年齢を感じさせない動きで、ファーストステージをクリアした。これには長野船長が「すごい」と驚き、SASUKEのトレーナー・又地諒氏も喜びを爆発させた。

 何度も引退と復帰を繰り返している「ミスターSASUKE」こと山田勝己氏は「絶好調」のコンディションで出場。「そり立つ壁」を越えることが期待されたが、残念ながらそれより前のエリア「フィッシュボーン」で失敗。

「史上最強の漁師」と呼ばれ、完全制覇者でもある長野誠氏も負けていない。昨年、失敗したドラゴングライダーをクリア。時間内にゴールすることはできなかったが、リベンジを果たした。

 最も驚きが大きかったのは「SASUKE唯一の皆勤賞」山本進悟氏。これまで9大会連続で、ファーストステージで敗退。今回もおそらく…と誰もが思っていたことだろう。しかし山本氏は今大会への出場にあたり、初めてメンタルトレーニングに着手。多くの選手が足元をすくわれたドラゴングライダーを見事にクリアし、ファーストステージ突破を成し遂げた。同級生のケインと共に、ファーストステージクリア最年長記録を作ったのだ。

 サードステージまでコマを進めた選手はいなかったが、「爪痕」を残したのは確かである。だが、その活躍を喜ぶ一方で、疑問視する声もある。あるSASUKEファンが心境を打ち明けた。

「山田さんと長野船長は、引退して復帰した選手です。どちらもラストは感動的なシーンでした。特に16年の長野船長の引退は、大勢の選手が集まって送り出した、胸を打つフィナーレという感じで、自分も号泣しました。それがあっさり引退を撤回して出場すると『自分のあの涙は何だったのか』という気持ちになります。山田さんは何度も引退と復帰を繰り返していますし。それでも出場してくれる方が嬉しいのは間違いないのですが…」

 嬉しさ半分、納得いかないのが半分、といったところのようだ。それでもまた次回、歴戦の勇者たちの挑戦を、ファンは期待していることだろう。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論