男の心を掴んではなさない「SASUKE2016」(TBS系)が7月3日に放送された。
昨年の大会で「サスケくん」こと森本裕介選手が完全制覇したことで、今年は全ステージが大幅にリニューアル。新たな難関をどう突破するのか、選手たちの奮闘に期待が集まった。同時に注目されたのが、これまで「SASUKEオールスターズ」として同番組を牽引してきた長野誠船長の引退である。
長野船長は「史上最強の漁師」と呼ばれ、2006年には史上2人目の完全制覇者に。しかし近年は1stステージで敗退することも多く、ついに今年引退を決意した。
番組はそんな長野に栄光の背番号100を与え、今大会はまさに「長野誠のための大会」となった。しかし、長野のラストにかつて「ミスターSASUKE」と呼ばれた山田勝己の姿がなかったことで、「なぜ山田はいないんだ」という声が出ている。
「引退ということで、元SASUKEオールスターズのメンバーが出場していないにもかかわらず、長野船長のラストに集結していました。また、長野に憧れてSASUKEを目指し、今や主力となったメンバーも集まっています。しかも、今大会は1stステージの途中で結露がひどくなり『そりたつ壁』が危険だという理由で、次の日の夕方に延期されました。もちろん背番号100の長野も翌日のトライになります。それにもかかわらず、多くのメンバーが翌日の長野のラストに集まったんです。しかし、そこに山田の姿はありませんでした」(マスコミ関係者)
山田が率いる「山田軍団黒虎」のメンバーは1日目で全員敗退したため、翌日まで残っているのは困難との見方もある。だが、同様に1日目で敗退した選手が残っているのを考えると、なぜいないのか? との想いはぬぐえない。
「黒虎のメンバーが全員脱落した時、なぜか山田は『俺が作った看板が重すぎる」と言って突然泣き出したんです。まるで主役の座を奪うような形になったことで、ミスターSASUKEは長野の引退に華を添える気持ちはなかったのかと、失望の声があがりました」(前出・マスコミ関係者)
ツイッターを見ると、今大会に出場した実力者たちがアップした写真が目に飛び込んでくる。どれも長野船長を中心に中心メンバーたちが周りを囲むものばかり。その中にミスターSASUKEがいないのが残念でならない。