反省しているのかそれとも…。日本ハムの新庄剛志監督が1月9日、今シーズンは「暴走采配」を慎むと明言した。
千葉県鎌ケ谷市の2軍球団施設で行われたスタッフ会議で出席者に伝えたもので「昨年は好き勝手にやらせてもらい、コーチが大事というのが分かった」と反省の弁。今シーズンは首脳陣に相談して「助言してもらいながら力を貸してもらいたい」と語った。
就任1年目の昨シーズンは、球団が止めた一部を除き、全員を1軍で起用した。今年は2月のキャンプ初日から紅白戦を行い1、2軍の振り分けを実施。「そこで選手を固定して、1年間入れ替えしないくらいのメンバーを作りたい」と理想を語ったが、球団関係者は懐疑的だ。
「はたして、本当に反省しているのか。特にひどいと言われたのは、投手継投に思いっきり介入したこと。監督は野手出身のため、当初は『担当コーチに任せる』と言っていたのに、いざシーズンが始まると手のひら返しの言動に出た。今シーズン限りで何人かの首脳陣が自ら辞めた一因は、新庄監督の『暴走采配』に嫌気がさしたから。代わりに入った面々も、監督に意見できそうな者は皆無。たいして状況は変わらない」
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