テレビ朝日は1月4日、朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」の2022年の年間平均視聴率が、個人全体5.4%、世帯9.7%を記録し、3年連続年間横並びトップに立ったと発表。同時に、これで17年~21年に続き、民放横並びでは6年連続でトップという偉業を達成したことになる。
朝の激戦区を制した理由のひとつに、羽鳥の人柄の良さが挙げられるが、一方でにわかに浮上したのは、同局社員でコメンテーターを務めていた玉川徹氏の「不要論」だ。テレビ誌記者が語る。
「以前は玉川氏の歯に衣着せぬ発言が売りとなって、数字に結び付いているとみられていました。その玉川氏は昨年9月の放送で、安倍晋三元総理の国葬における菅義偉前総理の弔辞について『電通が入っている』などと根拠のないコメントを発し、謹慎処分を受けました。復帰後は自ら現場に足を運び取材した内容を番組で紹介しているものの、正直言って、すっかり過去の人になりつつあります」
そんな状況に加え、玉川氏を無理に起用せずとも高視聴率がキープできたことが明らかになったことで、関係者は胸を撫で下ろしているという。
「ほとぼりが冷めた時点でコメンテーターとして復帰するとの情報もありましたが、そういった話もこれで完全に消えるのでは」(テレビ朝日関係者)
現在59歳の玉川氏は定年を間近に控えているだけに、「フリージャーナリストに転身するのではないか」とのウワサも。「モーニングショー」で影が薄くなった以上、今度は他局で口角泡を飛ばす玉川氏の姿が見られる可能性が高まった、と言えるのかも。
(ケン高田)