女子テニス元世界ランキング1位の大坂なおみが1月12日、自身のSNSで妊娠を公表した。父親はかねてから交際が伝えられていた、ラッパーのコーデーだとみられている。
大坂は、お腹の赤ちゃんのエコー写真とともに、英語と日本語で投稿。
「ここ数年は色々な意味で極めて困難でもあり、楽しくもありました。将来に向けてたくさん楽しみな事があります。それらの1つには自分の子供が私の試合をみて、あれが私のママ、と誰かに言うことです(笑)」
そして来年1月の全豪オープンからコートに復帰する考えを明かしている。
昨年9月に東京・有明で行われた東レ・パンパシフィック・オープン2回戦を腹痛で棄権した後、公式戦には出場していなかった大坂。1月16日開幕の全豪オープンでは8日に主催者が棄権を発表し、今回の妊娠発表でようやくその欠場理由が明らかになった格好だ。スポーツ紙記者が語る。
「全豪の欠場発表前にはエントリーリストに大坂の名は記載されていたものの、大会関係者が大坂の所在を確認できない状況で、消息不明騒動にまで発展していました。その一方で、SNSは通常運転。テニスファンからはアキレた声が広がっていましたね」
子を授かったことは喜ばしいものの、大坂にはお騒がせイメージがすっかり定着している。
21年の全仏オープンでは、初戦後の記者会見を拒否したことで罰金が科せられた。2戦目を棄権したかと思えば、18年の全米オープン優勝以降、うつ状態を繰り返し、苦しんできたと告白したことは記憶に新しい。
「来年から復帰といいますが、全豪欠場が発表された時点で、すでにアスリートとしてのモチベーションは下がり、引退するのではとの見方も出ていました。消息不明騒動から突然の妊娠発表と、想定外の事態の連続に、スポンサーを含め、関係者は戸惑うばかりのようです。まずは出産を経て彼女が精神的に安定し、かつてのはつらつとした姿を取り戻すかどうかですね」(前出・スポーツ紙記者)
満を持しての復帰に際し、周囲が後押しする環境にあるかどうか、心配になるが…。
(鈴木十朗)