「本田圭佑さんが日本に帰って来て、ラーメン食べて、730円ぐらいだったかな…『このクオリティーで安すぎるやろ。2000円やろ、これって。僕は、次は2000円払います』みたいな」
元サッカー日本代表の本田圭佑氏が物議を醸すTwitter投稿をしたのは、去る1月9日だった。お笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規がYouTubeチャンネル〈ロザンの楽屋〉でそれに言及したのが、1月15日のこの発言である。宇治原は言う。
「それに対して色んな意見があると思うんですけど、ラーメンってみんなが食べられる物であってほしいから、値上がりしたら困るみたいな意見があったりとかして、やり合いになってるというか。ボクが思ったのはね、本田さんは日本の物価全体に対しての問題提起というか、意識あったんちゃうかなって」
相方の菅広文は「ただ単に(本田圭佑は)ラーメンが美味しかったんじゃないの」と返すなど、受け取り方は様々なようだが、いわゆるお金に余裕がある人の部類に入る本田がツイートしたことで物議を醸したのは間違いないだろう。スポーツライターが言う。
「21年の東京五輪で、記者団に販売されたお弁当の金額を思い出します。ひとつ1800円でした。日本人の感覚では『高すぎる』、あるいは前向きに言うと『さすが豪華』ですが、海外メディアは『きめ細やかな日本のお弁当を1800円で食べられるなんて』と、むしろ割安だといった反応でした。バブル経済の頃、日本人が海外旅行に行ってブランド品を爆買いしたのが懐かしいです」
昨今の急激な物価高が賃金上昇に結び付けば、ラーメン代論議もここまで紛糾することはなさそうだが…。
(所ひで/ユーチューブライター)