A ところで、アマ相撲のエリート・落合哲也(19)が幕下15枚目付け出しでデビューした。
B 鳥取城北高校2、3年時に高校生横綱、昨年9月には「全日本実業団選手権」を制覇した黄金ルーキーです。競技は違いますが、野球のドラフトに例えるなら、NPBの全球団が競合不可避のドラフト1位クラスの逸材になります。
C 実は水面下で、新旧横綱同士の獲得競争が繰り広げられていた。もとから、鳥取城北高校相撲部・石浦外喜義総監督の息子がいる宮城野部屋に入るのは既定路線だった。ところが、落合が入門をためらわずにはいられない懸案事項があったんだ。
D 高校で2コ上の先輩にあたる十両の北青鵬(21)ですね。落合が下級生の時に、執拗な“かわいがり”にあったと聞いています。宮城野親方(37)=元横綱白鵬=から息子同然にかわいがられていて、ある程度の好き勝手が許される存在だといいます。そんな状況下で入門してしまえば、高校時代のトラウマが再燃してしまう可能性があった。
E その心のすき間に入り込もうとしたのが、高校の大先輩にあたる照ノ富士だった。内弟子として勧誘していて、一時は伊勢ヶ濱部屋に入門寸前だったんだ。
C それでも、宮城野親方が熱心に口説き落としたってね。結局、番付を追い抜いてしまえば、先輩後輩の序列は無に等しくなる。落合の素質ならば、十両を通過点にすぐさま幕内に駆け上がってしまうだろうよ。
B 1つだけ心配なのが“関取ハンター”で知られるタレントAの存在です。すでに落合にも唾をつけているんだとか。
E 首投げをした幕内力士が6割に及ぶという噂が飛ぶほど生粋の好角家(笑)だけど、評判はあまりよろしくないんだ。
C そうそう、独身時代の“問題力士”とも親しくなったけど、1回しか会ってはいないそうだ。関係はすぐ解消されるのが常らしい。
D とかく口下手な力士たちには、土俵外であらぬ噂が立つものです。昨年、有村架純との熱愛話が一部で報じられた明生(27)に直撃取材したら「まったく身に覚えがない‥‥」と、逆に申し訳なさそうな表情で困惑していました。
A 前途有望な若者は“金星”に惑わされず、目の前の白星だけに集中してほしいもんだな。