吉高由里子主演の連続ドラマ「星降る夜に」(テレビ朝日系)が1月17日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は7.7%だった。
大石静氏が脚本を担当。孤独に暮らす産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、生まれつき耳が聞こえない遺品整理士の青年・柊一星(北村匠海)の恋を描くラブストーリーだ。
第1話では冒頭で2度のキスシーンが飛び出すなど異例の展開。さらに視聴者をア然とさせたのは、雪宮と柊の出会いのシーンだった。ドラマライターが解説する。
「冒頭、まだ見知らぬ他人同士にもかかわらず、柊が突然、雪宮にカメラを向け、勝手に写真を撮るシーンがあったのです。これだけでも盗み撮りの危うい行為なのに、そこからいきなりキスですからね。ドラマでなければ、普通に通報案件でしょう。運命的というよりも、むしろ『ヘンタイ的』と言える出会いの描き方には違和感を抱かざるをえませんでした。SNSの反応を見る限り、このシーンで早くも離脱した視聴者は多く、次回の視聴率に響く可能性はありますよ」
聴覚障害者を登場させる点で、前クールの「silent」(フジテレビ系)に酷似しているとの指摘が出るのも当然で、
「ただでさえ、物議を醸している。いくらドラマとはいえ、もう少し現実味のある初回にできなかったものか」(前出・ドラマライター)
超意外性の面白さか、それとも非常識のそしりか。結果は視聴率の推移が示してくれるだろう。
(ケン高田)