NHK大河「どうする家康」が、開始早々の崖っぷちに立たされている。乗馬シーンなどCGを多用した演出に早くも脱落者が続出。しかも、主演俳優が共演女優に首ったけで‥‥。
初回視聴率15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は歴代大河ワースト2位という低空飛行だ。
芸能デスクが解説する。
「今回の大河では、江戸300年の太平の礎を築いた知略の将軍・徳川家康というイメージを覆し、松本潤(39)が演じるのは“弱虫家康”。第1話『どうする桶狭間』で、師と仰ぐ今川義元(野村萬斎)が首を獲られ、窮地に立たされると、まさかの敵前逃亡。『もうイヤじゃあ~』と泣き叫ぶ情けないシーンが描かれました」
頼りない家康でも、松本はヤル気満々だという。
「大河初主演の指名を受けた松本は、ダメ家康が合戦などのさまざまな岐路で悩んで決断し、そのたびに成長していく物語だと、台本以上に腑抜けなバカ殿・家康を演じようと心掛けたそうです。それでも初回では、人形遊びや鬼ごっこに興じるシーンがありましたが、さすがに40歳近い松潤が10代を演じるのはムリがあった。子役を使うべきでした」(前出・芸能デスク)
この奇をてらった演出以上に大河ファンに冷や水を浴びせたのが、大河ドラマの見どころとなる合戦シーンでのCG演出だった。
「ゲームのような風景に強い違和感を感じる。どうにかして家康」「馬乗りシーンにCGが多用され安っぽい。もうギブアップ」などと、ネットを中心に拒否反応が出る始末なのだ。
18日に行われたNHKメディア総局長の会見では、「時代劇を撮影するロケーションについては年々、条件が厳しくなっている」と弁明するばかり。
一方、高評価を受けているのがこちらも大河初出演の有村架純(29)だ。
「家康の幼馴染で、最初の結婚相手となる瀬名役を演じている。頼りない夫を戦場に送り出す愛情豊かな妻役が好評です」(前出・芸能デスク)
有村の撮影中の様子を芸能プロ関係者が明かす。
「普段の架純ちゃんは、撮影時以外はいつもスイッチオフ。役柄に集中しているのか1人でボーッとしていることが多く、共演者と打ち解けることは少ない。そのため、隙あらばと狙って近づく共演者はことごとく討ち死にし、『架純ちゃんと仲よくなれなかった』とコボしているほど。ところが、今回の大河では常に松潤とツーショット。撮影中だけでなく、休憩中も2人が熱心に話している姿があちこちで目撃されている」
過去には映画「ナラタージュ」(東宝、アスミック・エース)でシャワー濡れ場を演じたただならぬ関係の2人だけに、ひょっとして‥‥。
「実は最初に2人が共演したドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)から、松潤はプレゼント攻勢でアプローチするほどのホレ込みぶりだった。架純ちゃんは撮影中の2月に30歳の誕生日を迎える適齢期です。松潤の猛アタックで今度こそ堕ちてしまうかも‥‥」(前出・芸能プロ関係者)
演技よりも目先の色恋に邁進している場合ではないだろう。鳴くまで待っていては、視聴率は好転しない。