1月26日にWBC日本代表のメンバー30人が発表された。楽天・田中将大やオリックス・森友哉などが選外となる一方で、半年前まで育成選手だったオリックス・宇田川優希が選出されるなど、サプライズも起きた。
そんな中、興味は早くも準々決勝後に入れ替えが可能となる「代替選手」に集まっている。ファンからは田中の復活当選を期待する声が上がっているが、はたしてどうなるのか。スポーツ紙記者が語る。
「肩の負担を軽くするために、大会途中で4名の投手を入れ替えることができる制度です。栗山監督はメッツの千賀滉大を筆頭候補に挙げていたようですが、メジャー移籍直後ということもあり、故障リスクも考慮して断念。準決勝、決勝となれば、若手よりベテランの力が必要でしょう。田中をショートイニングで起用する手も、大いにアリじゃないでしょうか」
今回選出された投手陣の中に変則タイプがいないのも、気になるところだ。サイドスローの阪神・青柳晃洋であれば、岡田彰布監督もバックアップを約束しているだけに、緊急招集される可能性はある。
かつてないほどの盛り上がりを見せているWBC。まずは代替選手が使える1次ラウンド、準々決勝と無事に勝ち進む必要がある。
(ケン高田)