巨額の投資トラブルが原因で22年7月23日に所属事務所を退所した、お笑いコンビ・TKOの木本武宏が、1月23日に都内で会見を開き、ようやく釈明を行った。これが思わぬところに飛び火したのだ。
芸人仲間らからも資金を募り、FX投資家A氏に1億7000万円、不動産投資家B氏に5億円あまりを預けていたものの、ほどなくして双方と連絡が取れなくなった、と木本は説明。現在はA氏から返済が始まり、B氏からは返済計画を伝えられた状況だという。
会見場には、相方の木下隆行も姿を見せた。木下は20年に発覚した「ペットボトル投げ付け事件」により、木本よりひと足先に松竹芸能を退所している。TKOのウェブサイトを立ち上げ、仕事の受け付けをアピールしたことで、謝罪ではなくこれが目的なのか、といった声も聞かれることになったわけだが、ではこの会見が、どこに飛び火したのか。ネットライターが言う。
「昨年12月、那須川天心や武尊といった人気格闘家の直筆サイン入り限定ポスターを偽造して販売し、代金を騙し取った疑いで逮捕された女子キックボクサーのぱんちゃん璃奈です。木本の会見当日にYouTubeチャンネル〈ぱんチャンネル_ぱんちゃん璃奈〉で、事件を謝罪するとともに、自身も1500万円以上の投資詐欺に遭っていたことが明かされたのです。とはいえ、自分が騙されたからといって、人を騙していいことにはなりませんが」
木本は人を騙したわけではないが、図らずも2つの投資トラブルが呼応する形となり、
「これでまた、投資にまつわるイメージの低下につながるかもしれません」(前出・ネットライター)
信用回復に向け、今後の両者はどんな道を辿るのか。
(所ひで/ユーチューブライター)