実業家の前澤友作氏が監修した、シングルマザー限定の婚活・恋活マッチングアプリ「coary(コアリー)」が1月27日にリリースされたが、わずか1日で配信停止となった。
このアプリは子供の年齢層、性別、人数の表示、元配偶者との関係性などを入力することができるのが特徴で、子供がいることで新しい出会いに踏み出す勇気のないシンママの利用に特化。前澤氏は「そのような方々の背中を押してあげられるサービスになることを期待しています」と自信満々だったものの、配信直後から大炎上。前澤氏は「懸念事項に対する対策や、一部の表現などに問題があったと反省しております」と説明し、配信停止となった。
社会問題を取材するジャーナリストは「大事に至る前の迅速な対応は評価できる」として、こう語る。
「一部のシングルマザーにとっては待望のアプリだったのでしょうが、出会い系アプリでシンママに寄ってくる相手には細心の注意が必要となります。ヤリモクだけならまだしも、最初から『子供が目的』という場合もありますからね。性行為を条件にカネを貸し付ける『ひととき融資』のターゲット探しに使われる可能性も否定できません。そもそも、子連れの女性を好んで選ぶ男性は少数と言える。トラブルが噴出するのは目に見えていました」
前澤氏はコンセプトや機能、サービス内容を見直した上で改めて方針を知らせるとしているが、あくまで健全な使い方しかできない仕様にする必要があるだろう。
(ケン高田)