「西のカトパン」と呼ばれた関西の超人気アナが、いよいよ独立する。
2月1日、ABC(朝日放送)は、ヒロド歩美アナについて「本人の希望により、今春退社することになりました」と発表。彼女自身も「この春アナウンサーになって10年の節目を迎えます。次のステージを目指す決断をいたしました」と、同局を通じてコメントを発表した。
入社1年目の14年に「速報!甲子園への道」で全国デビューを果たしたヒロド・アナ。
その後も「熱闘甲子園」や「朝だ!生です旅サラダ」「芸能人格付けチェック」などに出演し、関西圏以外でも高い人気を誇っている。
退社後、芸能事務所には所属しない方針だというが、今後はどのような活動が見込まれるのか。在阪のテレビ関係者は、
「司会やアシスタントとして抜群の実力を持つだけでなく、トークもハンパなく面白い。各局で争奪戦が起こるのは明らかです」
熾烈なフリーアナ戦線に殴り込みをかける彼女の活躍を、吉本芸人も後押しする。
「彼女が『格付けチェック』でタッグを組むダウンタウン・浜田雅功から気に入られているのは有名な話ですが、明石家さんまも特番で共演して以降、ベタ惚れ。若手芸人の信頼も厚いですね」(お笑い業界関係者)
もっとも、早くから吉本興業は彼女に目をつけていたようで、
「芸人との相性が抜群にいいことで、以前から吉本が『仮に独立することがあれば、ウチにマネージメントさせてほしい』と彼女に声をかけていたんです。当面、事務所に入る予定はないとのことですが、アピールの意味合いからも、多くの吉本制作番組に呼ばれるのは間違いありません」(前出・在阪テレビ関係者)
その結果、割を食いそうなフリーアナも出てくる。
「昨春、フジテレビを退社して吉本入りした久代萌美に回っていた仕事が、今後はヒロド・アナに振られるケースが数多く発生するでしょう。久代としては、仕事激減のピンチです」(前出・在阪テレビ関係者)
フリーアナ戦線がいっそう激しくなりそうだ。
(山倉卓)