草なぎ剛主演ドラマ「罠の戦争」(フジテレビ系)が好調だ。スポーツ紙芸能デスクが解説する。
「基本的には、瀕死のケガを負った息子の事件を隠蔽された父親の復讐劇です。その父親であり衆院議員秘書の草なぎが、政界の見えない敵と戦う姿が描かれる、骨太の社会派ドラマ。主演以外にも、ひと味もふた味もある役者が揃っている。『失言を放つ大臣は麻生太郎がモデルで間違いない』『息子が好き放題なのが岸田文雄と同じ』など、実在の政治家のごとき設定がリアルだと、評判になっていますね」
前クールでは同枠で主演の長澤まさみが女子アナを演じた「エルピス」でも、安倍晋三元総理を揶揄するシーンを盛り込むなど、攻めた脚本にドラマ好きが留飲を下げているという。
「なにより草なぎの抑えた熱演が光ります。ジャニーズ事務所を退社してからしばらくは目立った活動がありませんでしたが、一昨年の大河ドラマ『晴天を衝け』での徳川慶喜役、あるいは昨年の『拾われた男』など、徐々にNHKに出演したことで、民放ドラマでも復帰の流れができた。実は今回のドラマには、かつての草なぎ初主演ドラマ『いい人』(97年)のスタッフもおり、草なぎとの仕事に喜んでいます」(前出・芸能デスク)
なにより、この復帰を最も喜んでいるのは草なぎ本人だと、フジテレビ関係者が耳打ちする。
「ドラマスタート前は、番宣番組に出ずっぱり。久々に訪れたフジテレビに『全てがキラキラしている』と、いつになく饒舌でした。普段の草なぎ君は喜怒哀楽を出さないクールな感じですが、今回は『僕の奥さん役が井川遥さんなんだよ~』と喜色満面で、ニヤニヤが止まらない様子でしたね」
快進撃を裏支えしていたのは、癒やし美女の存在だった。