1月にスタートしたフジテレビお昼の新しい顔「ぽかぽか」。お笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサーの神田愛花がMCを務め、お台場のフジテレビ本社7階屋上庭園にある特設会場から月~金、11時45分から3時間の生放送だ。
開始から1カ月が経ち、そろそろ世間の評判が気になるところだが、賛否両論…というか、比較的「賛」が多いようなのだ。「笑っていいとも!」終了後、「バイキング」「ポップUP!」と、バラエティーなのか情報番組なのかどっちつかずの番組が続いたが、「やっぱりフジテレビはバラエティーでないと」という声もある。
そんな「ぽかぽか」は、生放送のフリートークがウリだと思っていたら、耳を疑うような発言があった。
それは2月7日の放送でのこと。トークのゲストは元宝塚歌劇団月組トップスターの紫吹淳。宝塚退団後、バラエティー番組などに出演して「料理・掃除・洗濯、家事はまったくできないので『ばあや』(宝塚時代からのファン)にやってもらっている」というトークを展開し、浮世離れした存在として視聴者に認知されてきた。最近では「SJ、SJ、SJ」と掛け声をかける、「凄十」という精力剤のCMでおなじみだ。
そんな紫吹、家事ができないというキャラは、かれこれ18年経ってアップデートされた、とアピール。番組内で卵焼きを作る姿も披露した。
そんなこんなで終盤の「たぶん自分が1番ランキング」という、ゲストが考えたテーマのランキング(50人アンケート)で1番になれたら、番組キャラクター・昼太郎のピンバッジを獲得できるというコーナーでのこと。
紫吹が出したフリップには「宝塚歌劇団出身のお面白い人といえば?」と書かれており、「『お』いらないですかね。『お』面白いになってますからね」と澤部が指摘したところ「あっ、ほんとだ!」。「あなたが1番です」と岩井にもからかわれ、笑っていたのだが「ほんとだ!お面白い、お面白い…。えっ、でも台本こうやって書いてあった気がする」とつぶやく。これは澤部も岩井もスルーしていた。
「ゲストが考えた」と言っておきながら、台本があるってどういうことか!? フリートークかと思ったら、そうじゃなかったことがわかって興ざめだ。「いいとも!」でも「友達の輪!」のテレフォンショッキングがヤラセだとか、さんざん言われていたが、そこはマネなくても…。
(堀江南)