巨人の山崎伊織、堀田賢慎の両右腕が、春季キャンプ中の2月5日にコンディション不良のため、2軍に降格した。山崎、堀田ともに昨シーズン初勝利を挙げており(山崎5勝5敗、堀田2勝3敗)、今シーズンは大いに期待がかかっていた。
原辰徳監督は「全力で投げられない人を1軍に置いておくことはできない」として、両者が自主トレで菅野智之の門下生だったことから「彼(菅野)の逆鱗に触れているでしょう。おカネも知力も使ったのにね」と、おかんむりの様子である。
「堀田は20年4月に、山崎は21年6月にトミー・ジョン手術を受けていることから、焦って状態を悪化させないようにとの配慮も考えられますが…」(スポーツライター)
そういえば昨年の勝ち頭、戸郷翔征も春季キャンプでファームに落とされたものの、そこから盛り返して12勝をマークしている。
野球解説者の高木豊氏は、自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、原監督の心境を次のように代弁している。
「監督からしたら、2人ともローテーションを考えてるピッチャーだから。お前ら、もうちょっと成長して安定したローテーションピッチャーになれって、期待大だよ。だからそれだけに、腹に据えかねたんだろうな。カチーンときたんだと思うよ」
監督と菅野の逆鱗に触れた2人は、戸郷のごとく、いかにして奮起するか。見ものである。
(所ひで/ユーチューブライター)