現時点で「二刀流」の主役が不在でも、豪華代表メンバーで合宿地の宮崎は大盛況。中でも、注目を集めるのはヤクルトの村上宗隆(23)だ。
昨季、NPB史上最年少で三冠王を獲得した若き主砲は日本代表でも4番候補。当然ながら、連日のようにマスコミ各社に追いかけ回されているが、でしゃばりな親衛隊記者に頭を悩ませているというのだ。
「ここ数年、ヤクルトを担当しているメディア関係者X氏のことです。まるで『俺の彼女に近づくな』と言わんばかりに村上にベッタリ。侍ジャパンの取材にも記者として帯同しています。沖縄・浦添キャンプでも、一挙手一投足のたびに球団広報さながらに左横をキープ。他社のぶら下がり取材を妨害していました。変な虫から守ってあげてるつもりかもしれませんが、あまりにも露骨なゴマすりには『また、やってるわ‥‥』と、村上本人が苦笑いをこぼしているほど」(スポーツ紙デスク)
同じく代表メンバーの山田哲人(30)も付き合う人間に気を揉んでいる1人。とかく、スキャンダル対策に余念がないようで、「表向きは、なるべく飲み会に女の子を呼ばないようにしているようです。呼ぶにしても二次会からで、長く昵懇にしているアテンダーから手配してもらう子以外は受け付けない徹底ぶり。何でも、週刊誌に告げ口されるのをおそれているんだとか。世間に知られたらマズい飲み方でもしているんでしょうかね」(球界関係者)
受け入れがたい再コンバートを余儀なくされたのは、中野拓夢(26)に他ならない。阪神では今季、ショートからセカンドにコンバートしているが‥‥。
「代表ではショートのバックアップ要員です。年明けに発表した代表1次メンバーの中に、いの一番で西武の源田壮亮(30)を入れたことがモロに影響している。源田はショートのレギュラーが確定したも同然で、格下扱いを嫌った巨人の坂本勇人(34)やソフトバンク今宮健太(31)らの辞退を招いてしまった。春先の大事な時期にベンチウォーマーになってしまえば、シーズンにマイナスなのは目に見えていますからね。結果的に肩の弱い中野にショートを守らせて、世紀のタイムリーエラーが起きないか関係者は今からハラハラしています」(スポーツ紙デスク)
代表に送り出した岡田彰布監督(65)も気が気でないのだろう。キャンプ地の宜野座では首脳陣に対する当たりが強くなっていた。
「特に第2クール最終日に行われたシート打撃に不満タラタラでした。この日の囲み取材では『この時期にやる意味がない』と発案者の安藤優也コーチ(45)を非難していた。実は、岡田監督は現行のコーチ陣にバツを付けたがっている。というのも、そのほとんどが平田勝男ヘッド(63)の監督就任を前提で集められたメンバーだったからです。実際に岡田監督が呼んだのは水口栄二打撃コーチ(54)ら数人のみ。来季の陣営を腹心コーチで固めるために、ネガティブキャンペーンが過熱してるんです」(球界関係者)
シーズンを待たずして、チームの解体もスタートということか。