女性の病と思われがちな冷え症だが、近年、若年男性に増えており、体の冷えを感じることがある男性は61.5%にも上ったという(ネット調査会社「アイシェア」調べ)。そんな、万病の元になるという冷え症に簡単・びっくりの解消法があった!
「冷え症の原因の多くは自律神経の変調やホルモンバランスの乱れによる血行障害。症状の改善には全身の生理作用を高め、体を温めることがいい」(渡辺医院・渡辺莞爾院長)
今、20代から30代の男性に冷えを自覚していない冷え症(=隠れ冷え症)が増えているというのだ。これは若い男性の低体温化現象によるという。なかなかよい療法がないのだが、驚きの解消法があった。タレントのベッキー(30)が実践しているという「冷え取り健康法」は靴下の重ね履きだった。出演したテレビ番組で説明した履き方は〈重ね履きする靴下は絹・綿(またはウール)・絹・綿の順で4枚程度交互に重ね履きする〉というものだったが、この靴下健康法は、かって小牧市民病院副院長を務めた進藤義晴氏が提唱したものだ。著書である「冷えとり健康法」シリーズの中では、このように述べている。
〈上半身の体温は36℃。ところが下半身はなんと31℃。この差が冷え。冷えると血管が収縮し、末梢の毛細血管の血球がヘドロのように滞ってくる。この毒を出してやればいい〉
靴下の重ね履きで足が温まれば、足裏から毒素が排出されるという。絹・綿・ウールなどの天然繊維には、湿気を吸い出す能力がある。〈不思議な話だが、足裏から毒が出ると靴下に穴が開く。開いたところによって体の不調が分かる〉(「冷えとり健康法」シリーズより)
さらに詳しく知りたい方は進藤氏の著作を参照されるといいだろう。