テリー 大久保って、OLだけど芸人、芸人だけどOLっていうところで初めは注目されたじゃない。でも大学を卒業して、すぐに人力舎に入ることができたんだし、出だしは順調な芸人生活だったよね。
大久保 そうですね。「めちゃイケ」(「めちゃ2イケてるッ!」フジテレビ系)の前身の前身みたいな番組にコンビで出させてもらったり、テリーさんが審査員をしていた「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」という番組で5週、6週と勝ち抜いたりして。
テリー でも、そこから光浦が1人で人気になっていったでしょう。あれはどんな感じだったの。
大久保 ムカつくとか嫉妬というよりは「しょうがないかな」という気持ちがすごくあったんですね。明らかにあっちのほうが、キャラクターがちゃんと立っていたし、トーク力もあった。さらには「おかっぱにメガネ」という、とってもわかりやすいビジュアルで、みんながイジりやすくて、ツっこみやすい感じだったし。ところが私だと、「この子には、面と向かってブスって言ってもいいのかなあ」みたいな。
テリー 確かに光浦は、映画やマンガによくある、メガネをかけてモテない女の子っていう感じだよね。
大久保 だから私は、早々に「別の世界で生きていこう」というのもあって、宮本亜門さんのオーディションに履歴書を送ったりしてました。ちょっとおかしいですよね。
テリー おかしくないよ。
大久保 そうですか。ミュージカルとか全然やったことないのにですよ。舞台だったら拾ってくれるんじゃないかと思って、コツコツ舞台をやっていた時期もありました。
テリー その頃は収入的にはどうだったの?
大久保 そこからOL、OLって言われる段階になるんですけど、月~金で会社で働くようになって、収入はありましたね。
テリー どんな仕事をしてたの?
大久保 お客様相談センターです。私、ある程度は器用にできちゃうので、どんどん時給が上がっていって下の子を指導する立場になって、月に25万~26万とか。
テリー すごいじゃん。
大久保 楽しかったんです。ちょっと憧れる上司がいて「不倫できないかな~」なんて思いながら通ったり。
テリー 不倫はしなかった?
大久保 手を出してくれなかったですね(笑)。
テリー ということは、向こうが手を出したらいいってこと?
大久保 いっちゃうところはあるかもしれません。
テリー いいね、それ(笑)。芸能界をやめようとは思わなかったの?
大久保 そこは悔しかったのかな。結婚でやめるんだったらよかったんですけどね。そのうち光浦さんが「ライブやろうよ」って誘ってくれて、オアシズでやるうちに「めちゃイケ」に出ないかと誘われて、またテレビの世界に戻ってくるんですけど。相方が自分に声をかけてくれて、やっぱり続けていたからですね。
テリー 光浦との関係はどうなの。
大久保 もう腐れ縁だから、解散してもいいぐらいに仲が悪い時もあったけど、何となくそこをやりすごし、また仲よくなりたいと思って、つかず離れずです。女性のコンビは本当に仲が悪くなるとできないと思います。これからぼちぼち43歳になるおばさん2人が、何かやっているのがおもしろくなってきそうな気がします。
テリー そうだよな。アラフォーの自分が感じていることをおもしろおかしくバンバンしゃべっていく感じは、大久保や光浦にしかできないかもわかんないね。あとは男だな。芸能人でいうとどういうのがタイプなの。
大久保 見た目でいうと坂口憲二さん。結婚しちゃいましたけど。
テリー 独身で狙い目は‥‥小泉進次郎だな。もしいったら総理夫人だよ。
大久保 小泉孝太郎さんじゃなくて、そっちですか。まあ、誰かと結婚できるといいですね。結婚しなくても、自分に男の影があったらいいですよね。
テリー ちょくちょく写真誌に撮られなよ。
大久保 そうそう。撮られるために、路チューとかどんどんしていきます(笑)。
◆テリーからひと言
小泉孝太郎もいいけど、ここはぜひ進次郎を狙って、大久保には総理夫人になってほしいな。W小泉で、両方狙ってもいいけど。ああいう男前は、意外とブスが好きなはず(笑)。