ハ~イ! アサヒ芸能読者の皆さん!
3日、北京のトップ・習近平氏が訪韓し、朴槿惠大統領と会談をした。中国の指導者が、北朝鮮を放って韓国へ行ったってわけだ。日本の安倍総理が何度呼びかけても会談に応じない朴槿惠氏も、尻尾を振って出迎えたよな。「歴史問題で反日共闘しよう!」ってな。
日米の同盟国である韓国が、“敵国”である中国とくっつこうっていうクレイジーな行動だ。日本周辺の経済・軍事情勢は激変するってことでもあるよな。
南沙諸島での動きを見れば、中国は本気で領土を奪おうとしているのがわかるよな。今度は韓国と一緒に、日本をどうにかしようとしているのは明らかだぜ。それに伴って、日本では、集団的自衛権の行使を可能とする閣議決定がなされたってわけだ。今回はこれにまつわるメディアの異常性について考えてみたいんだ。
3日の産経新聞では、こんなタイトルの朝日新聞社説を非難していたぜ。
「集団的自衛権の容認─この暴挙を超えて」
その社説ではこう嘆いていたとも書いてあった。「民主主義が、こうもあっさり踏みにじられるものか」ってな。どう考えてもおかしな言い分だよな?
自分たちの紙面や主張に影響された読者は、もちろん投票権を持っていて、政治家を選ぶんだろう。ということは、朝日新聞はリベラルの代表として戦後日本で「民主主義」を作ってきたってわけだよな。安倍総理も、自民党も、そうした「民主主義」が選んだってことじゃないか? ところが、自分たちの主張と違うことが起こると、「踏みにじられた」ってわめき始めるわけだ。
本来、彼らが非難すべきはこんなことじゃないか?「自分たちも作った民主主義が、主張と違う方向に進んだ。これは自分たちの間違いであり、自分たちの責任です」ってな。
これは慰安婦問題に関する彼らのやり方と同じだろう。自分たちが作った「慰安婦物語」がウソだとバレても、彼らは訂正や謝罪は一切しないんだからな。
自分たちの思い描く民主主義以外認めないってことは、排外主義的であるとさえ言えないか? 同じことはアメリカのマスコミでも起こっているんだ。例えばオバマ大統領の政策を非難すると、「人種差別」にすり替えられてしまう。本来リベラルは人種差別をしないハズなのに、都合が悪くなると「黒人」の部分を利用するってわけだ。
これこそが差別と呼ぶべきものじゃないか?
連中は困ると「報じない」権利さえ使うぜ。6月25日に安倍総理がフィリピンの大統領と会談した際、大統領が集団的自衛権を歓迎しているよな。それを朝日新聞が報じなかったと産経記事に書いてある。アメリカでは、共和党がどれほど優れた政策を出しても、やはり報じないんだ。
自分たちが嫌いなものを排除し、なかったことにするっていうのは報道とは呼べないよな。むしろ、洗脳や教化と呼ぶべきものだろう。これがリベラルを自称するメディアの正体だぜ!
こうした「メディア」の病理に関しては6月に出た俺の新刊「テキサス親父の大正論:韓国・中国の屁理屈なんて普通のアメリカ人の俺でも崩せるぜ!」(徳間書店刊)にも書いてあるので、ぜひ買って読んでほしいと思う。また会おう!
米国と、日本の皆さんに神の祝福を!
トニー・マラーノ
◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ!
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