3月2日放送「アメトーーク!」(テレビ朝日系)は「急遽企画延期!せっかく集まったから何か撮りましょうよ芸人」だった。出演者は蛍原徹、田中卓志(アンガールズ)、川島明(麒麟)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、ビビる大木、土田晃之、吉村崇(平成ノブシコブシ)。
企画発案者の山里亮太(南海キャンディーズ)が体調不良により、急遽欠席となったため、一旦は中止になったが、川島が「せっかくこのメンバーが集まったのだから、何か撮りましょう」と言ったことで、そのままのタイトルになったという。
で、ここから台本のない状態でフリートークが始まったのだが、井森美幸の話は後日やるのでNG、ということで特に話題もなく、出演者たちで背比べをし出すなど、いつも以上にゆる~い番組に。
その延期になってしまった企画だが、蛍原から「井森美幸大好き芸人」だったと明かされて、そうきたか、と思った。5月に改めて収録するとのことなので楽しみにするとして、常日頃から井森には注目していただけに、その魅力を語り合う芸人たちが出てきたのは感慨深い。
私は以前から、井森は美人だと訴えてきた。その高いバラエティー力と、有名な「ホリプロスカウトキャラバン」オーディションでの青いレオタード姿で見せた棒ダンスのせいで、みんな気づいていないだけなのだ。
なんといっても、第9回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」グランプリ受賞者なのだから。あの綾瀬はるかですら、審査員特別賞なのに…。
個人的には「女性が選ぶ、なりたい顔」の上位に必ずランキングされる北川景子に似ていると思っているのだが、この意見に賛同してくれる人はなかなか現れない。
以前、TOKIOの松岡昌宏が「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(テレビ東京系)で「僕、いまだに『結婚したい』なら井森美幸さんですもん」「あんなにお綺麗で、あんなにお話できて、みんなに好かれて」と語っていたが、その時は「松岡、わかってるなぁ」と同志を見つけた思いだった。
「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)でも以前の放送で、当時、男芸人3人とルームシェアしていたイワクラ(蛙亭)が提示した「恋愛感情なしで異性とルームシェアするなら?」とのトークテーマで、奇しくもこの回に出演していた蛍原が井森の名前を挙げて「綺麗だけどそういう気持ちにならない。楽しくて、絶対に性格良い」と話すと、共演者たちも一度は激しく同意。
ところが、いざ一緒に住んでみたら「あれ?思った以上にいい匂いする」「こんなの穿いてるんだ」といった、普段と違う側面を見た時に間違いが起こってしまいそうだ、との意見が飛び出した。「なんだ、けっこうみんなイモちゃんを『女』として見てるじゃん」と思ったのだ。
全曜日のゴールデン&プライム帯に冠番組を持つ有吉弘行も「有吉くんの正直さんぽ」をはじめとする数々の番組で井森と共演し、心から楽しげだ。彼が夏目三久と結婚する前は「有吉とイモちゃんが結婚すればいいのに」と秘かに思っていたほどだ。ぶっちゃけ、山里よりも有吉の方が「井森美幸大好き芸人」のリーダーに適任だと思うのだが、なぜか今回のメンバーには入っていなかった。
ところで、本企画の主役である我らが井森美幸だが、今回の収録が延期になり、この日の出演が直前になくなったと現場で知らされても、文句を言うどころか「いいの。仕事1個なくなっても給料制だから」との言葉を残し、颯爽と帰っていったそうだ。カッコいい~。こんないい女が「まだ誰のものでもありません」なんて。芸能界の七不思議だ。
(堀江南)