ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏が3月3日、自身のYouTubeチャンネルを更新。このところ話題となっている「コオロギ食」について語った。
堀江氏はコオロギ食について「色んな意味で気持ち悪い」と切り捨て、世界的に人口が増え、食糧危機が懸念される状況について「出生率がどんどん下がっている」と、日本や韓国、中国の少子化を挙げて語り、「食糧危機って本当に起こるの?」と疑問をぶつけた。
そうした状況を踏まえ、食糧危機の解決策としてコオロギをタンパク源確保の切り札にしようという動きに「遺伝子組み換え技術を使って家畜の生産効率を上げたり、海洋資源で養殖をしたり」と、他にやることはいくらでもあると指摘して「それをわざわざ、気持ち悪いものを商品にしようとか、補助金もらおうとか、コオロギ食を擁護してるやつらとかいるんだけど、頭おかしいんじゃねぇかな」と、独特の言い回しで一刀両断したのだ。
これに賛同する一般市民は多く、「補助金は政治家が新たな利権にありつこうとしてるのではないか」、あるいは「虫なんて食べたい奴が勝手に食べろ。他人に強制するな」といった意見が寄せられている。
「確かに日本や中国では、人口減少や少子化が顕著。フードロスの問題などもあり、日本国内で食糧危機などピンとこない人が大半でしょう。しかし今年中に中国の人口を抜くとみられるインドやアフリカ諸国など、人口爆発が止まらない国も多く、世界的な人口増加や食糧危機は確かに存在する問題。とはいえ、日本で昆虫食を進めるのは時期尚早で、多くの国民の納得はまだまだ得られないでしょうね」(食糧問題関係者)
「コオロギ食に正義なんか何ひとつ、1ミリもない。コオロギ食のベンチャーとか、社会的に全く価値がない」と言い切った堀江氏の言葉は、過激な物言いではあるが、多くの国民の心情を代弁していると言えそうだ。
(石見剣)