強化合宿の見どころは野球選手のみならず。取材に奮闘する美女アナたちの姿からもまた目が離せない。実に朝から夕方まで球場内を東奔西走。その働きぶりを独占レポートしよう。
2月18日の昼前、晴天のサンマリンスタジアムで投内連携を確認する選手たち。その光景を3塁側のカメラ席から見守るのは、テレビ朝日の安藤萌々アナ(25)だ。今春のWBCに向けて、プロ野球のオフシーズンから精力的に動いてきた。テレ朝関係者が語る。
「レッドソックスの吉田正尚(29)の自主トレをはじめ、オフから春季キャンプまで代表選手の取材を続けてきました。同時に、初対面の選手に顔と名前を覚えてもらうため、激励メッセージを手書きした名刺を手渡しする徹底ぶりです。しかも、取材のためには時間を惜しみません。巨人の春季キャンプでも、松田宣浩(39)のロングティーを日が暮れるまで見学していた。そんな本気の姿勢を見てる人は見ているもので、取材先の記者陣からも一目置かれています」
容姿がかわいい女子アナだと見て、侮ることなかれ。この日も安藤アナの“ガチンコ取材”が炸裂していた。場所は球場の玄関口にあたる「ミックスゾーン」。報道陣が宿舎に帰宅中の選手に声をかけて取材をするエリアである。
夕方、「アグー」の愛称で知られる山川穂高が、テレビ番組の取材で訪れていたタレントの南原清隆(58)ら10人弱の報道陣に囲まれていた。そんな密集地帯に「掃き溜めに鶴」よろしく、安藤アナは集団の2列目に割って入っていた。
南原と山川の問答が続くこと約10分。突然、背後から「キャー、ダルビッシュ~☆」というファンの嬌声が聞こえてきた。日課のゲリラサイン会がスタートしたのだ。即座に、山川の一団から離脱する記者やカメラマンが続出。それでも安藤アナは2度ほどチラ見をしただけで、微動だにせず。完全にロックオンされた山川も悪い気はしなかったのか、にんまりとうれしそうな顔をほころばせていたものだ。
取材を終えた山川が送迎バスに乗り込んだ後に現れたのが、主砲の村上宗隆だった。その瞬間、20人弱の報道陣が殺到。わずかに出遅れて、集団のパワーにはじき出された安藤アナだったが、ボイスレコーダー代わりのスマートフォンを持つ手を必死に伸ばして食らいつく。だがコロナの時代にあって、マスク越しに話す村上の声を拾うのは困難極まりない。そんな中、反射的に窮余の一策を発動。前方向に背伸びして、村上に近づけた右耳で声を拾い始めたのだ。前のめりで話を聞いてはメモ、聞いてはメモを10回以上繰り返し‥‥。図らずも、彼女から背中に密着されていた男性記者が羨ましい!?
ベテラン記者顔負けの“粘り腰”。惜しむらくは、その成果を確認できる「報道ステーション」が宮崎では放送されていないことだろう。
そんな安藤アナを背後から見つめるのは、フジテレビの松崎涼佳アナ(23)だ。昨年7月に「S-PARK」に抜擢された2年目アナは、現場の重鎮に振り回されていた。
「中年の名物ディレクターX氏です。『早くここに来てよ!』と指示された松崎アナが、何度となくペコペコ謝っている場面が印象的。宮澤智アナ(32)らスポーツ番組を担当した女子アナを公私にわたって面倒みてきた人物です。ただ、プライベートではたくさんの女子アナたちをプロ野球選手と結び付けてきたような、やり手です。遅かれ早かれ、松崎アナも‥‥」(民放局ディレクター)
せめてWBC日本代表のビッグネームとのマッチングを期待したいが‥‥。