ロック歌手の氷室京介が、突然の引退表明。ファンはもとより、音楽業界に激震が走った。果たして、ソロ活動25周年の記念すべき年に一体何があったのか。
「ライブの最中に突然の引退宣言。スタッフも知らされていなかったようです。氷室は、2011年にアメリカの辣腕プロデューサーと仕事がしたいと言ってレコード会社を移籍しましたが、思うような結果が挙げられず、本人も悩んでいたようです。一度言った事は絶対に曲げない性格からして、ライブ引退は本当ではないでしょうか」(レコード会社関係者)
そこで気になるのが、ロックバンド「BOOWY」時代の盟友であるギタリスト布袋寅泰との共演である。布袋本人はツイッターで、
「彼がステージから姿を消してしまうなら、最後のステージはせめて一曲でも“隣でギターを弾かせてほしい”そう願うのみ」
と記している。しかし、その可能性はあるのだろうか。
「東日本大震災が起きた2011年に、氷室から声をかければBOOWY再結成の話は現実となったでしょうね。ところが氷室は単独でBOOWYのライブを行った。そのことで二人はまた近くて遠い関係になってしまいました」(前出・レコード関係者)
と言う事は、ファンの願いはやはり叶えられないのだろうか。
「BOOWY解散を言い出したのは布袋。さらにバンド時代の女性問題なども複雑に絡み合っている。しかも布袋は12年にロンドンに拠点を移して、ソロアーティストとしても世界的に成功を収めていることもあり、布袋から声をかけるわけにはいかない。そこで最後の手段。氷室もリスペクトする矢沢永吉に間を取り持ってもらう事が出来ればいいんでしょうけど。氷室は矢沢さんのスタジオでレコーディングする間柄ですから」(スポーツ誌デスク)
世界進出で辛酸を舐めた先輩、矢沢の言う事なら氷室も素直に聞くというわけか。どちらにせよ、ファンの願いが聞き届けられるのを祈るばかりだ。