92年から22年にわたって放送中の長寿番組「さんまのスーパーからくりTV」(TBS系)が今年9月いっぱいで打ち切りになることが発表された。これを知った明石家さんま(59)が「なんでやねん!」と憤慨したというが、そもそも視聴率低迷の問題があったという。
「全盛期は最高視聴率27%を記録する勢いだったのが、今や6~7%台が多い。ゴールデンタイムでこれでは厳しい」(スポーツ紙放送担当記者)
写真誌「フライデー」によれば、約2年前に就任したプロデューサーの日常的なパワハラ、セクハラが直接の原因である、とも。会議でスタッフを罵倒するなどの暴挙が問題視されたのだと‥‥。
大物のさんまの番組ですらアッサリ切られたことに、芸人たちは戦々恐々だというが、同じくゴールデンタイムにさんまの冠番組「ホンマでっか!?TV」を放送するフジテレビの幹部は、TBSの「英断」に納得顔だ。
「あの『笑っていいとも!』が終了し、タモリの時代は終わった。さんまの時代も、そろそろ終わりつつあります。『ホンマでっか!?TV』はまだ視聴率が10%を超えていますが、今のさんまの視聴者は高齢化が進んでいて、昔からずっとついているファンばかり。新たな層の視聴者が増えているとはいえません。近い将来、危険な状態になると思います。ウチも恒常的に10%を切るようなことになれば、さんまは危ないでしょう。数字は残酷ですよ」
近い将来、冠番組打ち切りに「第二の波」が押し寄せる──。「ビッグ3」の威光も、いよいよ効力が減退してきたようである。