「一度地獄を見た女たち」──。
そんな物騒なテーマでトークが繰り広げられたのは、「上田と女が吠える夜」(3月8日・日本テレビ系)だった。
ここで身の毛もよだつエピソードを展開したのは、遠藤久美子。過去に住んだ家が「格安物件ではなかった」と前置きした上で、
「暗くて、通路沿いに鉄格子がついてるような部屋で、そこにいるととても悲しくなってきて…」
なぜか陰鬱な気分になる物件だったというのである。
さらに、半地下のような構造のその部屋について、
「外に出ると体がフワッと軽くなるけど、家に帰ると涙が止まらなくなる」
その強烈な違和感は、具体的な「現象」として現れた。
「ベランダから見える電信柱の先端に、男性が立ってる。ボーッと立ってて、特に話しかけることもなく。知り合いでも工事の人でもない」
怪奇現象の一種だろうか。この物件はマズいと感じた遠藤は、
「引っ越ししようと思うと、その時に限って仕事がバーッと入って」
結局は更新を繰り返し、6年間も住み続けたそうである。最終的にはきょうだいに頼んで強引に引っ越し、その後は何も起こらなくなった。オカルトライターが、こうした怪奇現象を分析する。
「仕事がかなり忙しい時期のことで、精神的に余裕がなかったため、見えないものが見えてしまっていたのでしょうね。部屋の高さが道路より低く掘り下げられていたという、まるで映画『半地下の家族』を思わせるような物件ですが、そうした構造のため、道路から車の排ガスが入ってきやすいとか、部屋の空気が流れず澱んでしまうなどして、悪い環境だったのかもしれません。そうでなければ、心霊現象なのでしょうが…」
現在の遠藤はというと、
「16年に結婚し、2人の子供を出産したこともあってか、以前よりは仕事量を減らしているようです。子供の成長に伴い、少しずつテレビ出演も増えていくのでは」(テレビ誌記者)
そのうち、連ドラで見られる日が来るかもしれない。
(石見剣)