芸能

加護亜依も勝訴したけど…のんが裁判で「能年玲奈」を取り戻さない理由

 3月10日に放送された「第46回 日本アカデミー賞」(日本テレビ系)で、久々に地上波番組に登場した女優のん。

 のんは2022年公開の映画「さかなのこ」で優秀主演女優賞を受賞しており、「日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞の候補として登場した。

 のんは13年にNHK朝ドラ「あまちゃん」でブレイクしたものの、15年4月、当時所属していた「レプロエンタテインメント」との独立トラブルが発覚。翌6月に事務所との契約が切れ、独立した。

 その後は事実上、干された状態となり、主な活動の場は映画や舞台、音楽、アートなどに移行。その間、地上波ではCMに何本か出たものの、ドラマからは遠ざかっている。本名である「能年玲奈」も、トラブルによって使用禁止となり、「のん」に改名したままだ。

 とはいえ、独立後しばらく経っているだけに、そろそろ本名に戻してもよさそうなもの。芸能記者もこう語る。

「前事務所が『能年玲奈』を商標扱いしているため、事務所に許可をもらわないと使用できないとされます。加護亜依も本名ですが、商標の関係により、本名での芸能活動ができない時期がありました。が、裁判で勝って、取り戻した。昨年12月には歌手・愛内里菜が、以前の所属事務所から芸名を使用しないよう訴訟を起こされていましたが、請求が棄却された。その際、芸名に関して契約終了後も無期限に使用許諾の権限を事務所に認めている点について『社会的相当性を欠き、公序良俗に反する』とされました。となると、のんもその気になれば、本名に戻せそうなものですが」

 のんは3月9日に都内で行われた「ふくしま12市町村 移住PRイベント」で、東日本大震災から12年間の変化を問われ、現在は音楽やアートや映画など自ら作ったものを発表することから、

「今は自分自身のメッセージを伝えることも作品を届ける上で重要だと気付いて、自分がどう感じたかを大事に話すようになりました」

 と語っている。今となっては「能年玲奈」に戻るより「のん」のままでいいと考えているのだろう。

(鈴木十朗)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論