“のん”こと能年玲奈が主人公の声優を務めるアニメ映画「この世界の片隅に」が、SNSなどの口コミから火が付き大ヒット。快進撃が止まらないという。
「全国映画動員ランキングでも3週連続で前週超え。今やトップ3を狙う勢いです。このヒットをきっかけに、『ユアタイム』(フジテレビ系)や『あさイチ』(NHK)といったテレビ番組でも取り上げられ、この勢いは当分止まりそうもありません」(テレビ誌ライター)
この人気に乗り、今月16日には、のんの写真集「のん、呉へ。2泊3日の旅~『この世界の片隅に』すずがいた場所~」が発売される。のん自身も復活に向けて、最高のスタートを切ったといってもいいのではないか。
「のんも『すごくてこずりました。現場でとことん向き合っていただきました』とコメント。実際に現場でも、声の出し方から人物描写に至るまで、監督を質問攻めにしていたと聞いています。ほわほわしていて可愛らしく天然、だけど決めたらやり通す強さを持つ主人公の存在が、のんのイメージと重なり合ってこのヒットが生まれていると見る声もあります。この映画をきっかけに、のん自身も大きく飛躍するのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
そんななか、「能年玲奈」という芸名をもう一度復活させようとするファンの動きが、ネットを中心に盛り上がっているという。
「もともと『能年玲奈』は、彼女の本名。NHK朝ドラ『あまちゃん』の大ブレイクで、国民的女優にまで成長したのに、事務所との確執で封印されてしまいました。テレビなどメディアへの出演も難しい現状を、なんとかしたいというファンが、もう一度『能年玲奈』を名乗れるように署名運動に動き始めています」(事務所関係者)
映画の大ヒット、写真集の発売、署名運動と、追い風に恵まれたのんだが、本当に「能年玲奈」を再び名乗れる日がやってくるのだろうか。
「もしチャンスがやって来るとしたら、2019年に放送が決定しているNHKの大河ドラマ。脚本・宮藤官九郎、スタッフも『あまちゃん』チームですから、復活の舞台としては申し分ありません。テーマは、オリンピック。翌年の東京オリンピックを控え、NHKも話題作りに乗ってくる可能性大ですよ」(放送作家)
NHKを巻き込んだ復活劇をぜひ見てみたいものだ。