2018年5月末から無期限で活動を休止している坂口憲二が、4月期のフジテレビ系ドラマ「風間公親─教場0─」(木村拓哉主演)に出演するという。
坂口は15年春、国指定の難病「特発性大腿骨頭壊死症」と診断され、18年3月末に芸能活動休止を発表。同年5月末に所属事務所を退所し、自身のコーヒー店を開くと、焙煎士として活動している。
坂口のドラマ出演は14年のフジテレビ系ドラマ「続・最後から二番目の恋」以来、9年ぶり。木村との共演は、こちらもフジの「プライド」(04年)以来となる。
ドラマ「風間公親─教場0─」は、20年、21年に放送されたスペシャルドラマ「教場」シリーズを連続ドラマ化。主演の木村は警察学校の鬼教官・風間公親を演じている。今回は風間が警察学校に赴任する前、「刑事指導官」として新人刑事の教育にあたっていた時代を描く。
フジテレビ開局65周年特別企画のためか、出演陣は超豪華。17年の「コード・ブルー」以来の月9となる新垣結衣、役作りのため髪を20センチ以上切ったという白石麻衣、NHK朝ドラ「舞いあがれ!」で好演中の赤楚衛二らが新キャストとして出演することが発表されており、そこに坂口の電撃復帰も加わった。テレビ誌記者が語る。
「キムタクは映画『レジェンド&バタフライ』公開前のイベントは大盛況だったものの、興行成績は伸び悩み。それを受けて制作側は、絶対に数字を取りに行くという姿勢を強めています。坂口の復帰にあたっては、テレビ関係者から『キムタクが霞んでしまう』という指摘もありますが、そんなことを気にしている場合ではない。まずは話題先行のキャスティングのようです」
坂口は以前から親しいスタッフが多数いることで、出演を決めたと言われるが、現在も右股関節に痛みを抱える。無理をせず元気な姿を見せてほしいものだ。
(鈴木十朗)