3月16日に行われたWBC準々決勝で、日本がイタリアに快勝。大谷翔平の先発にダルビッシュの中継ぎ登板と見どころ満載だったこともあり、テレビ朝日の生中継は平均世帯視聴率で48.0%という驚異的な数字を叩き出した。
放送は午後6時半にスタートし、10時33分まで延長。次番組「報道ステーション」の枠にも食い込んだ。その「報ステ」でも試合終了後の東京ドームと中継を結ぶなど、WBC一色に。
しかし視聴者をズッコケさせたのが、「報ステ」の直後に放送された「アメトーーク!」だった。テレビ誌記者が振り返る。
「3月23日に放送される3時間特番の前夜祭として、過去の名シーンが流れたのですが、『絵心ない芸人』企画に、ツインズの前田健太が登場したんです。ひな壇芸人に混ざった前田はベレー帽をかぶりノリノリ状態で、自身が描いた、ありえないほどド下手な絵を掲げた。爆笑を誘ったのですが、視聴者としてはWBCの熱気冷めやらぬ状態からの『前田画伯』だけに『マエケン、WBCじゃなくてこっちに出てた』『侍ジャパン凄いと思ってたらマエケン出てきてひっくり返った』など、SNSでは盛大なツッコミが入ったんです」
前田は21年にMLB移籍後初となる開幕投手を務めたが、夏に右肘を負傷。トミー・ジョン手術を受け、昨季の登板はなかったが、今季は1年半ぶりの復帰とローテーション入りを狙う。そのため、侍ジャパンの候補には挙がらなかった。
WBC決勝戦翌日の3月23日、新たに撮影した「絵心ない芸人」にも、前田は出演予定。「まずはマウンドでの活躍を」と願うファンは多いことだろう。