WBCでの侍ジャパン優勝で沸く日本で、快挙に水を刺すような記事が、視聴者や野球ファンからのブーイングを誘発させた。それは大谷翔平に対する「品行方正すぎる面がオールドファンには物足りない」というものだ。
「清原和博氏を引き合いに出しつつ、高級外車を乗り回したり、銀座や六本木を遊び歩いたり、ダイヤのピアスをしたり、というクセの強さがカッコいい…というニュアンスです」(メディア関係者)
ダルビッシュ有についても「昔はやんちゃだったのに、今は真面目に生活環境を整えている」とマイナス評価。野球選手にことさら「ワル」や「破天荒」を求めるのはどうなのか。
「俳優に対して『昔の勝新太郎みたいな、破天荒な俳優が少なくなって物足りない』というのはわかります。今の時代、スポーツ選手にしても政治家にしても俳優にしても、遊び歩いたら歩いたで、スキャンダルになるわけですし…」(前出・メディア関係者)
ここぞという場面で必ず期待に応える大谷は、日本の宝。やんちゃなワルを見たいオールドファンの考えは、時代にそぐわなくなってきている。