3月21日に放送されたバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「極小放送サイズ」が物議を醸している。
この日、番組では「水ダウ」がネット上に「違法アップロード」されているとして、画面左下にワイプ風の小さな画面をおいて放送を実施。
実際にこの放送をネット上で視聴すると、画面がさらに極小サイズになり、かなり見にくくなることを見越しての対策方法だった。しかし、違法アップロード以前に、通常のテレビ画面でも見づらく、視聴者の間では「本末転倒」「めちゃウザい」と大ブーイングの嵐が吹き荒れた。テレビ誌ライターが語る。
「近年、テレビ番組の違法アップロードは業界でも問題視されており、警鐘を鳴らすという意味では効果的だったかもしれません。しかし、テレビでも見づらいうえ、放送内容は過去の総集編を変わった手法で誤魔化しただけで、毎週番組を楽しみにしいる一般の視聴者にしてみれば迷惑以外のなにものでもありませんでした」
テレビ局としては、見逃した番組はTVerやParaviなどの有料配信放送に登録して視聴しろということなのだろうが、その前に、まずはまともな番組作りを心がけるのが先決ではないだろうか。
(ケン高田)