芦田愛菜と鈴木福は慶應義塾大学、本田望結は早稲田大学への進学が決まった。デビュー作ドラマ「Mother」(日本テレビ系)でゴミ袋に入れて捨てられた薄幸の女児を演じた芦田が、もう大学生。時が経つのは早い。
「3人と同級生で『beポンキッキーズ』(BSフジ)に出演していた元子役の谷花音も、高校時代はアメリカ留学していたことを明かしている。語学の勉強に熱心な谷は、一般入試で東京外国語大と上智大を受験したのではないかと言われています。そこで思い出されるのが『広末涼子トイレ盗み撮り未遂事件』です」
芸能記者はそう振り返るが、広末が早稲田大学教育学部への推薦入学が決まったのは、1999年。ところが新学期になっても大学に現れず、ようやく初登校したのは6月だった。
「そこに報道陣と野次馬、学生が殺到。広末本人は後日、週刊誌のインタビューで『授業後に学生がどんどん集まる中で触られたり引っ張られたりしたあげく、ヒップを触られたことに、もうフザケんな!って感じでした』と、性的被害に遭っていたことを明かしました。さらに教育学部の女子トイレには、隠しカメラが仕掛けられていることも判明。広末のトイレを撮影する目的だったとされ、広末はほとんど登校しないまま、岡沢高宏とのデキ婚と前後して退学しました。広末はいまだに『男子学生は敵』と言っています」(前出・芸能記者)
卑劣な行為に怯える広末に、果敢にも声をかけてスベッたのが、同級生だった小島よしおだ。医療ジャーナリストの那須優子氏が言う。
「芦田さんは内部進学で、中学高校時代から気心が知れているクラスメイトがいます。広末さんのように1人でキャンパスに放り出され、大学構内をうろつくファンや男子学生のトラブルに巻き込まれる心配はありません。上智大も過去に早見優さんや西田ひかるさんら、人気絶頂だったアイドルをトラブルなく卒業させています。元子役やアイドルの進学先が偏るのはプライバシーの確保、セキュリティ上の事情があるからです」
小さい頃から勉強と演技を頑張ってきた4人の元子役には、せめて普通の大学生生活を送ってほしいと願う。