巨人は横浜スタジアムでのDeNA戦(4月6日)で拙攻が響き、2試合連続の零封負け。それ以上に深刻なのは、開幕から19打席ノーヒットの坂本勇人だろう。
あまりの不振に業を煮やした原辰徳監督は、4月5日のDeNA戦でスタメン落ちを決めた。開幕からわずか5試合目、早すぎる荒療治で復活すればなんら問題はないが、6日の試合でも3タコでは目も当てられない。試合後に原監督は「自分で不振を乗り越えないといけない」と突き放したが、この状況が続けば、指揮官が温め続けてきた「外野コンバート案」の再燃は避けられない。球団関係者が言う。
「近年、球際の強さがなくなってきたことを原監督も分かっており、外野へのコンバート案を水面下で坂本に打診しています。本人はショートにこだわっているため、一旦は見送られていますが、成績を残せない坂本のわがままをいつまでも聞いている状況ではない。交流戦前までにある程度の成績を残さなければ、いきなりコンバートを命じる可能性もあるでしょう」
そもそも坂本の代わりにショートで使われている門脇誠にしても、創価大から昨年、ドラフト4位で入ったばかりのルーキー。世代交代に原監督も頭を悩ませる日々が続いている。