木村拓哉主演フジテレビ月9ドラマ「風間公親-教場0-」が始まる。映画「レジェンド&バタフライ」公開前はどのチャンネルでもキムタクばかりで食傷気味だったが、今回もまたそうなるかと思うと、始まる前から戦々恐々だ。
これがキムタクではなく、濃姫を演じた綾瀬はるかだったら、話は別。もっと見たいと思うのに、「しゃべくり007」(日本テレビ系)などは、ようやく綾瀬はるかが出てきたと思って見たら、サプライズでキムタクが出演するまでのつなぎ扱い。いざキムタクが登場すると、綾瀬は早々に退場してしまい、ふざけるなと腹が立った。
思えば最近の綾瀬は、いまいちパッとしない。その「レジェンド&バタフライ」はあれだけ話題になりながら(無理に「話題にさせてた」感が強いが)結局、公開2週目で観客動員ランキングの首位を「鬼滅の刃」に奪われたし、昨年6月に公開された映画「はい、泳げません」では水泳教室のインストラクターという役柄もあり、水着姿の綾瀬が大スクリーンで拝めると期待の声も上がっていたが、フタを開ければ観客動員のあまりの悪さのせいか、早々に上映終了に。昨年4月の月9ドラマで、大泉洋とのバディが話題にもなった「元彼の遺言状」も「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞受賞作が原作でありながら視聴率は振るわず。回を追うごとに、低迷していった。
そんなスランプ気味の綾瀬だが、「相変わらず期待を裏切らない!」と私たちを興奮させてくれるのが、ユニクロ「ブラトップ」の新CM「LifeとWear/ヘルシーパーティー」編だ。
ボディラインがくっきり出たブラトップを身に着けた綾瀬が、ノリノリでダンスをしながらキッチンで調理をするCM。とにかく綾瀬のバストがひときわ目を引く。ホームパーティーに招かれた友人たちという設定らしきモデルさん達も、全員ブラトップ姿。
が、彼女達には悪いが「モノが違う」。ラテン系のハーフっぽい顔立ちのモデルさんも1人混ざっていて、この方はなかなか良いモノをお持ちなのだが、綾瀬のバストにはかなわない。
このCM、以前のバージョンでも綾瀬のバストが強調されており、一部では「やり過ぎ」「子供に見せたくない」なんてアホな批判が上がっていた。そんなくだらない声に屈せず、眼福を与えてくれるユニクロには感謝しかない。今ではシリーズを通してBGMに使われている桑田佳祐の「悲しい気持ち JUST A MAN IN LOVE」を聞くと、条件反射で綾瀬のバストが脳裏に浮かんでくるほどだ。
以前、「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演した際のインタビューで、「過去に2度、女優を辞めてもいいと思ったことがある」と明かしていた綾瀬。1度目は「世界の中心で、愛をさけぶ」でヒロインを演じた時だ。そして2度目は大河ドラマ「八重の桜」で主人公の新島八重を演じた時。どちらも綾瀬が「完全燃焼した」と感じた作品だったそうだ。
中でも「八重の桜」の時のことを「1年間やらせてもらって『もうお腹いっぱいだ』みたいな気持ちになって」と語っていた。しかし、それでも女優を続けている理由を「すぐ2週間後とかに映画(の撮影)が入る、みたいな感じで。容赦なくこうやって『どんどん次の挑戦が来るんだ』って思った時に、ただの通過点でしかないんだな、みたいな気持ちになって」と話していた。もし綾瀬がそのまま「燃え尽き症候群」になって女優を辞めてしまっていたら、我々の喜びが失われていたかもしれない。「いつまでもあると思うな、綾瀬はるかのバスト」なのだ。
綾瀬は今年8月に公開予定の映画「リボルバー・リリー」にも主演。「はい、泳げません」に続き、長谷川博己と再び共演する。ダークヒロインを演じるとのことだが、今回のCM以上の代表作になるよう応援したい。
(堀江南)