ヤクルトの山田哲人が出場選手登録を外れた。
山田は4月12日のDeNA戦、4回裏の第2打席で三塁線にゴロを打ち全力疾走。その直後に下半身の違和感を訴え、5回の守備からベンチに退いていた。
チームは好調そのものだが、キャプテンの離脱が痛いことには変わりはない。そしてここで思い起こされるのが、17年3月に開催された第4回WBC出場後の低迷だ。
「17年の大会で、山田は2次ラウンドのキューバ戦で1試合2本塁打を放つなど躍動しましたが、シーズンに入ると大不振に陥った。最終的に打率2割4分7厘と、それまで2年連続トリプルスリーを達成した姿とは雲泥の差となりました。WBC出場選手は通常より早めにコンディションをピークに持っていかなければならず、その後に悪化を招きやすい。ヤクルトはこの年、山田の不調を反映するかのように、球団史上最多の96敗を喫し。最下位に沈んだ。なんとも不吉です」(スポーツライター)
WBC組では巨人・大勢が出遅れ、西武の山川穂高は右ふくらはぎの張りで登録を抹消された。やはり激戦の反動は大きいようだ。
(ケン高田)