大相撲の元関脇・豊ノ島で、タレントに転身した豊ノ島大輝が、4月16日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演すると、バラエティー番組に対する意気込みを見せた。
豊ノ島は、2020年3月場所を最後に、現役引退。年寄「井筒」を襲名したが、今年1月に日本相撲協会に退職届を提出すると、親方としてではなくタレントとして、相撲協会の外から相撲界を応援していくと明かしている。
豊ノ島と親交がある今田耕司から「今日はめちゃくちゃ気合い入っている」「バラエティー界に進出したくて仕方ない」と明かされた豊ノ島。はたして爪痕は残せたのか。
「番組はこの日、プライバシー保護の観点などからタクシーやバスの運転者の名札を外す動きが出ている件を取り上げ、豊ノ島もコメントを求められました。その際のエピソードがなかなかでしたよ」(テレビ誌記者)
豊ノ島の現役時代の体重は160キロ。体重250キロと100キロ超の付け人と3人でタクシーに乗り込んだ時のこと。車体から「キュルキュル」と異音がしたという。テレビ誌記者が続ける。
「あまりの重量に、サスペンションが悲鳴を上げたのでしょうか。豊ノ島は申し訳なさもあって、運転手の名札を確認し、コミュニケーションを取って運転手の機嫌を取っていた、と明かして笑わせたのです」
タクシーにまつわるエピソードは続く。付け人2人とともに空車を拾おうとして、相撲取り3人を見た運転手が、目の前で空車を実車に変えて走り去ってしまったことも。なんとかタクシーを捕まえようと、いちばん痩せている付け人に停車させたりもした。そんな経験を面白おかしく語る豊ノ島は、なるほどバラエティー向きのキャラクターと言えそうだ。
その豊ノ島がライバル視しているのは、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方なのだという。二所ノ関親方が「ぽかぽか」(フジテレビ系)に出演しているのを偶然に見た豊ノ島は、寡黙だった現役時代とはうって変わってしゃべりまくる姿に、危機感を覚えたのだろうか。
「あんなにしゃべられたらたまらないと、豊ノ島は二所ノ関親方に『何してくれんの!』と苦情のメールを入れたそうです(笑)。現役時代から軽快なしゃべりで有名だった豊ノ島と違い、現役時代はしゃべらなかった元横綱のトークにはギャップがありますからね」(前出・テレビ誌記者)
二所ノ関親方の「ワイドナショー」出演を本気で嫌がっていたという豊ノ島。バラエティー番組での、両者のガチンコ対決は実現するか。
(石見剣)