WBC日本代表でリードオフマンとして活躍、3度目の優勝に貢献したMLBカージナルスのラーズ・ヌートバーが森永製菓と広告契約を結んだ。4月末から、プロテインバーのCMに登場するという。
メジャー昇格後、自身の名前を登録商標したヌートバーの商才は先祖譲りだ。曽祖父のハーバートは全米穀物飼料協会(NGFA)会長を務め、カリフォルニア州を地盤とするロナルド・レーガンと親交があった。ロナルド・レーガン記念大統領図書館を寄贈するほどの、大物ロビイストだったのだ。経済部デスクが言う。
「アメリカではプロテインバーやシリアルバーの登録商標をしたヌートバーですが、日本ではアメリカの商標権は無効であり、日本国内で商標登録する必要があります。WBC の活躍を見た不届者が早速、ヌートバーの商標登録申請をしたとしても、森永製菓とヌートバーの商標登録が認められるでしょう」
気になるCM契約料については、
「さすがに大谷翔平のニューバランス契約金40億円は参考になりません。競技の違いはありますが、アサヒ飲料や日清食品、大正製薬など食品メーカーとのスポンサー契約を結ぶNBAの八村塁のスポンサー契約料は、10社20億円以上と推定されています。ヌートバーは日本国内の商標権を含むので、数億円になるでしょう。他にも眼鏡メーカーのZoffともスポンサー契約を結んだので、WBC効果で新たに10億円以上のスポンサー契約が舞い込んだと思われます」(前出・経済部デスク)
本業の野球は開幕戦で左手を負傷、10日間の負傷者リストに入るなどWBC疲れが心配されたヌートバー。慣れないCM撮影疲れを癒やせただろうか。