ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表でプレーするラーズ・ヌートバーの人気が上がりっぱなしだ。
米メジャーリーグから日系人選手として選ばれたヌートバーは、最初こそ「得体の知れない外国人助っ人選手」(球界OB)とあまり評価は高くなかったが、いざ試合が始まると、破竹の勢いで大活躍だ。
「球場ではヌートバーの名前がアナウンスされると、スタンドから一斉に『ヌ~』とファンが叫ぶ。本人もメジャーリーグで経験したことがないほどの応援に、感激しています」(スポーツ紙記者)
人気のバロメーターのひとつであるトレーディングカードの値段も暴騰するなど、名前を見ない日がないほどだが、これに広告代理店関係者が早くもロックオン。ヌートバーの親日キャラクターを生かして、CMキャスティングを水面下で始めた。
「メジャーリーガーのCM出演で最も有名なのは、野茂英雄とバッテリーを組んだマイク・ピアザの『コマツ』でしょう。『ジャストミート!』と叫ぶシーンは当時、トルネード旋風と共にブームを起こしました。ヌートバーも明るくひたむきなイメージがあるので、クライアントから好まれる要素は多い」(テレビ局スタッフ)
今シーズンオフには、大谷翔平と共演するかもしれない。