先日、「駄菓子バー」なる店に行きました。お通しが駄菓子で食べ放題なのですが、いいオトナが嬉々として駄菓子を選んでいる光景、なんともいえません。あっ、いい意味で。
駄菓子は子供のものというイメージがありますが、駄菓子が好きなオトナがいてもいいでしょう。高級なスイーツもいいけど、駄菓子のあのチープな味わいも好き、という人は多いはず。かくいう私も、マンガやゲームと同じく、オトナになったら卒業するもの、と思っていましたが、いまだに卒業できません。
駄菓子の歴史は古く、元禄年間の大坂(現・大阪)で、当時は高価だった砂糖を使って作った「上菓子」に対し、安価な黒砂糖を使用して作られた「雑菓子」が「駄菓子」の起源といわれています。庶民の間食として食べられ、安さもあって「一文菓子」とも呼ばれていたそうです。
そんな駄菓子がカプセルトイになりました。その名も「駄菓子キャラクターマスコット」(ケンエレファント/1回500円)です。人気駄菓子のパッケージに描かれたキャラクターを立体化したこの商品、ラインナップは、写真左から【1】「カットよっちゃん」のよっちゃん、【2】「タラタラしてんじゃね~よ」のタラタラしてんじゃね~よ、【3】「キャベツ太郎」のカエルのおまわりさん、【4】「うまい棒」のうまえもん、の全4種類です。
「カットよっちゃん」と「タラタラしてんじゃね~よ」は「よっちゃん食品工業株式会社」で、「キャベツ太郎」と「うまい棒」は「株式会社やおきん」の商品です。皆さんも、少なくとも一度は食べたことがあるんじゃないでしょうか。
「まんま」の名前がキャラクターに付けられた「カットよっちゃん」と「タラタラしてんじゃね~よ」に対し、「キャベツ太郎」と「うまい棒」にはそれらしい名前が付いていたんですね。知りませんでした。
そういえば以前、ミルクボーイの漫才で「うまい棒のアイツ」といって取り上げられるも、ネタでは結局、その名前はわからずじまい。その後、「うまい棒」の公式サイトにアクセスした人があまりに多く、サーバーがダウンしたとか。実は私もその時に調べて「うまえもん」という名前だと知り、しかも「うまみちゃん」なる妹がいるという設定に、見た目だけでなくそこまで「ドラ○もん」のパクりか!と笑ったクチです。
また「キャベツ太郎」に描かれたカエルは、害虫の青虫からキャベツ畑を守るためにパトロールしているという設定で、おまわりさんの格好をしているんだとか。名前の由来はキャベツ味ということではなく「見た目が芽キャベツに似ている」ところからだそうです。
(カプセルタロウ)