Twitter上で不定期連載されている「ちいかわ」の更新が止まり、一部ファンから健康状態が心配されていた作者のナガノ氏が4月24日、自身のTwitterで「病気療養」を明かした。
病名は公表されていないが「NYUIN&SHUJUTSU!!(入院&手術)のため、少しのあいだツイッターがスローペースになります」「漫画はしばらく難しそう」と綴られ、イラストはゆっくり更新していくという。
同日「ちいかわ」本編も更新され、長期休載の前にちいかわ達がキャンプファイヤーで「今日の日はさようなら」を楽しそうに歌いながらも、怪事件に巻き込まれそうな予感を漂わせたところで終わっている。コミック編集者が解説する。
「同曲は2009年公開の劇場版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』シンジの乗るエヴァ1号機が、同僚のアスカをエントリープラグごと噛み砕く惨劇シーンで流され、『友達でいよう』の歌詞にゾッとさせられました。『ちいかわ』も可愛い小動物がほのぼのする漫画と思いきや、可愛く健気なちいかわが小さな幸せを手に入れるたびに災難に見舞われる、という闇展開の連続です。『今日の日はさようなら』の歌詞は、作者の療養による長期休載と連載再開後の不穏な展開の予告を兼ねた、ダブルミーニングでしょう」
新劇場版エヴァンゲリオンは2007年から2021年、テレビアニメ版まで遡れば、完結まで実に26年もかかっている。エヴァと同様、国民的アニメになった「ちいかわ」にも、多くの謎と伏線が散りばめられている。ナガノ氏が全快し、漫画を描けるようになるまで20年、30年と、ちいかわワールドをゆっくり時間をかけて楽しもう。