4月改編で各局の女子アナの動向が注目されたが、中でも話題を集めたのはNHKだった。和久田麻由子アナ(34)が約1年間の産休を経て「ニュース7」の新MCで復帰。3月までサブキャスターを務めていた林田理沙アナ(33)は、「ニュースウオッチ9」のMCに抜擢されたのだ。
林田アナは東京芸大大学院の音楽研究科出身。「ブラタモリ」で5代目アシスタントを務め、一躍注目を浴びた。
「福岡放送局からの異動で東京アナウンス室転属ですが、地方局での修業を経て『ブラタモリ』出演は、局内で『黄金の出世コース』と言われています。しかし同番組卒業後にすんなり夜のニュース枠には起用されず、『首都圏ネットワーク』『オシばん』のキャスターを務めたことで、一時、コースを外れたとの向きもあった」(NHK関係者)
そんな見立ても何のその、メインストリームへと返り咲いたのだ。22年4月から「ニュース7」を担当し、同年の参院選で選挙特番のMCを務めている。
劇的な失地回復の裏には、大物をも虜にする彼女の処世術がモノを言ったという。
「5歳からピアノを習い始めた絶対音感の持ち主で、音楽にも造詣が深く、『ブラタモリ』でピアノの腕を披露したこともありました。同番組内では、お酒を飲んだり、恵方巻を丸かじりしたり、動物園ではしゃいだりと自然体で出演していたせいか、すっかり天然キャラが定着しましたね。タモリさんから『アナウンサーであることを意識しないで、自然体で』とアドバイスされたこともあり、現場で和気あいあい。いまだにタモリさんに『林田は面白かった』と言われるほどかわいがられています」(前出・NHK関係者)
一般には独身と思われていたが、実は22年に、ひっそりと一般男性と結婚したことが明らかになったのだ。
「相手の職業や年齢などは一切伏せられていて、結婚も一部の人にしか知らされていないようです。盛大な披露パーティーを開いた和久田アナや、小澤征悦と結婚した桑子アナのような派手さはありませんが、そこがまた彼女らしいと言えます」(テレビ局関係者)
結婚を機に一段と落ち着き、髪もショートボブにイメチェン。アナウンス力の安定感も増し、早くも23年の「紅白司会候補」と謳われるほどの期待値へ上り詰めた。
「もちろん現在も、NHKのツートップは桑子アナと和久田アナ。林田アナは2人の位置を狙う立場ですが、タモリさんの援護射撃が期待できるのは強みでしょう」(前出・NHK関係者)
出世争いは果てしなく続くのか。