AKB48のパチンコ台、第2弾「バラの儀式」がついに登場しました。お盆明けの8月18日から全国のホールに順次導入! ホールをコンサート会場に変えています。お盆前の「牙狼~金色になれ」の黄金仮面の参拝客をも上回る、国民的アイドルのパチンコ台を一目見ようと、ホールは今年一番の人出でにぎわいました。
どこのホールも30~50台導入しています。中には100~200台という、近年珍しい大量導入でも空き台の出ない大盛況ぶり。今年前半の花の慶次や北斗の拳百裂、ゲームのタイアップ台や他の歌手の台がホールから消えて、AKB48にバトンタッチです。
100台近く入れ替えたホールも多く、いったいこの半年、ルパン以外の台を買ったせいで、ボクたちパチンコファンは、どれだけお金を払わされたのでしょうか? そんなこんなと考えると暗くなるし、ゾッとする読者の方も多そうですが、AKB48のメンバーやNMB48、SKE48のメンバーに会えるのなら、何万円払ってもいいというパチンコファンは何万人もいらっしゃることでしょう。
お盆前後で減少気味だったお客さんがホールに戻って来たうえに、新しいファンも加わりました。ここ数年の女性アイドルグループバブルも、2年前のAKB48のパチンコ台による知名度のアップが大きく影響していると言えそうです。昨年「あまちゃん」の記録的ヒットも弾みになったこともありますが、AKB48もメンバーの卒業や新メンバーの台頭、全国に広がったNMB48、SKE48、HKT48、JKT48などなど‥‥まだまだ勢いは止まりません。
パチンコ台も5連チャンで日本ツアーをクリアし、6連から東南アジアツアーと、サブ液晶や画面下のミニキャラが、ご当地名物を自転車やボートで駆け抜ける細かい演出もあります。
とにかく、画面の隅々から役モノや台枠にも目を配らないと、何が起こっているのかサッパリわからない方も中にはいらっしゃるでしょう。ですが、とても199分の1のライトミドルらしからぬ10連以上の多さと、15R約1900個の出玉の偏りで、新装初日は10台に1台の割合で48~58回の大当たり、4万~5万発の爆発を見せるなど、MAXタイプも真っ青です。
1日30回前後の2万~3万発! それでも十分なのに1日15~25回の遊び台でも1日に一度は1万発近くドル箱を積めるパワーは、他メーカーのライトミドルにはマネのできない“AKB48味の超甘味料”がタップリ入っていると言えるでしょう。この2年間、初代AKB48と同じスペックの台もかなり登場しましたが、ホールでの生存率がゼロに近い不作ぶりの理由は、AKB48ほどのサービスをホール側ができないハンデを背負っているからです。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレイク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
※この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。