たけし軍団40周年を記念して行われた舞台「ウスバカゲロウな男たち」。千秋楽のカーテンコールでは初期メンバー10人が勢ぞろいした。中でも大森うたえもんの登場は往年のファンを驚かせ、感動の再会となった。現在は宮崎で芸能活動と並行して「Music&Sports BAR うたえもん」を切り盛りする大森に、軍団脱退の真相を直撃した。
──何年ぶりの再会でしたか?
大森 メールで簡単なやりとりをしていたメンバーもいたけど、20年以上会っていない人がほとんどかな。枝やん(つまみ枝豆)から直接連絡があって「10人そろうことがないので、ぜひ」って。飛行機とホテルのチケットまで用意してくれました。
──再会した時の状況を詳しく教えてください。
大森 東さんと舞台の袖で待機してたんだけど、枝やんがこっちを見て泣いてたんです。それ見たら、こっちも感極まってウルウルでしたね。タカちゃんはそんな枝やんに「なに泣いてんだよ」ってツッコんでたんだけど。後から動画で確認したら、タカちゃんも泣いてた(笑)。
──さて、軍団を離れた経緯を聞かせてください。
大森 今考えると散々お世話になったたけしさんに対して申し訳なかったし、失礼だったと思います。当時、音楽や芝居に挑戦したいという思いがあって。そんなタイミングで、よく番組に呼んでくれた所(ジョージ)さんから「ウチ(の事務所)にくれば?」って声をかけてもらったんですよね。
──それから所さんの事務所へはスムーズに?
大森 すぐに抜けるわけにはいかないので、オフィス北野には籍を置かせてもらいながら、軍団から離れて1人で地方の仕事をしていました。2~3年経って、殿から連絡があって「所に連絡しておくから」と言われ、正式に所さんの事務所でお世話になることになりました。当時、記事で「謀反」とか書かれましたが、そういう気持ちはまったくなかったです。頑張って芸能界に残っていけたら、それも恩返しになるかなって思ってました。
──次回の50周年記念舞台には出演者として?
大森 参加したいんですが、全員、年も年なんでそろうんですかね(笑)。他の9人のことがすごく励みになっているので、元気にステージに立てる体を維持しておかなきゃって思ってます。