DeNAが4億円を払って獲得したトレバー・バウアーが5月16日の広島戦に先発したが、2回8安打7失点とボロボロで、今シーズン2敗目となった。試合後の防御率は8.40である。
5月9日の巨人戦では6回7失点。名誉挽回しようとした5月16日のマウンドは、それ以上に酷かった。2回までに大量点を奪われては、野手も戦意喪失してしまいかねない。チームも6連敗と、負の連鎖が止まらないのだ。
2020年にメジャーリーグの最優秀投手賞であるサイ・ヤング賞を獲得した大物。「DV疑惑」というプライベートの問題を抱えながらプレーするのは久々だが、大物メジャーリーガーの風格を漂わせている割には、肩透かしの結果が続く。今後、改善されることはあるのか。球界OBが忠告する。
「メジャーリーグの打者は大振りするので、そこそこ球を動かしておけば凡打の山を築くことができた。ところが日本はメジャーと比べて非力な選手が多いので、コンパクトにバットを振るよう指導を受けている。目が慣れてくれば、当てやすさはあるでしょう。改善するなら縦に落ちるボール、ストライクからボールに変わる球の有効活用。できなければ、序盤からの大量失点は今後も免れない」
バウアーは自らのYouTubeチャンネルで日々の私生活の配信に注力しているが、そろそろ本業にも力を入れてはどうか。