スポーツ

西武・山川穂高がたどる「クビになった上に球団から巨額の損害賠償請求」という末路

 性的暴行疑惑事件で無期限謹慎中の西武・山川穂高が、球団から巨額の損害賠償を請求される可能性が出てきた。スポーツ紙遊軍記者が説明する。

「警察当局は女性の被害届を受理し、捜査を進めています。逮捕されて起訴されれば、間違いなくクビでしょう。そうでなくても、あまりにもメージが悪い。西武グループの株価に影響しますから。球団としては毅然とした立場を示す意味もあり、民事訴訟を検討することになるでしょうね」

 西武は再三にわたり、不祥事に見舞われてピンチに陥ってきた。2005年、当時の親会社コクドの事業不振に加え、その系列会社で現在の親会社である西武鉄道が有価証券報告書虚偽記載問題を起こしたことで、西武鉄道株が急落、上場廃止。売却が検討され、話題となった。

 また、2007年にはアマチュア選手に金銭供与するなどの不正行為を行った、いわゆる「栄養費問題」が発覚し、同年秋の高校生ドラフト上位2選手についての指名権が剥奪された。結果、制裁金3000万円が科されることに。

 ほとぼりが冷めると、今年はイメージアップを図るため、球団は3月31日のパ・リーグ開幕戦に合わせて、運営会社の西武鉄道とコラボ企画「駅の推し獅子」を始動。集客とイメージアップを図ろうとした。これは西武線91駅(小竹向原駅を除く西武線全駅)各駅がそれぞれ応援する、推しメンならぬ推し獅子の選手を設定。10月31日までポスターなどの掲出や、デジタルスタンプラリーを実施するというものだ。

 山川は西武池袋線・江古田駅と西武国分寺線・小川駅の推し獅子だったが、事件報道があった直後から非難の声が殺到。結局、ポスターやのぼりを撤去するなど、ドツボにハマッている。他の駅は山川以外の選手で継続中だが、企画のイメージダウンは免れない。スポーツ紙デスクは、

「企画自体に相当の金がかかっている。笑って済む話ではないのです」

 もし立件されれば、年俸2億7000万円を棒に振った上に、多額の賠償金も用意しなくてはいけない。あまりに痛すぎる代償だ。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論