最下位に沈む楽天が、首脳陣の配置転換を検討していることが分かった。5月30日のセ・パ交流戦から入れ替わる可能性があるという。
検討されているのは、リーグ最下位のチーム打率(2割9厘)をどうにかするために、打撃部門のコーチに手を入れることだ。チームは5月25日時点で40試合を終えて15勝25敗、借金10を抱えている。球界OBによれば、
「手入れするのが思ったより早い。石井一久監督の処遇も含めて、検討しているのではないか。この時期に借金15以上に膨れ上がり、首脳陣を配置転換するならまだわかる。ところが10で手を打ってきたということは、本来は借金20あたりで監督の途中休養などの事態が起こるところ、もっと早く球団フロントが検討していると言える。外野から見ているよりも、首脳陣の刷新を速いスピードで断行する可能性が高い」
GMとして何年も優勝を逃している責任を取り、石井監督は今年から編成トップのGM職を降り、あとがない立場。交流戦に突入してもチームの立て直しを図れないと判断されれば、交流戦が終わったタイミングで球団側が見切りをつけることも考えられる。予断を許さない日々がしばらく続くことになりそうだ。