芸能

「怖い」「痛い」もNG…バラエティー番組をつまらなくする「コンプラ嵐」がココまできた!

「自主規制」の嵐に、番組制作側のみならず芸能人側も相当気を使っているようだ。

 平成ノブシコブシ・吉村崇が、先ごろ放送された「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)にゲスト出演。最近のバラエティー番組のコンプライアンス事情について語っていた。

 この日のゲストは吉村のほか、ギャル曽根、デーブ・スペクターと、テレビ業界を知り尽くしたメンバー。そんななか、吉村が現在のバラエティー番組について触れる場面があり、バラエティー班ではなく主に情報番組を制作する班による番組のコンプラが「ちょっとずつヤバくなってくる」と指摘。

 例えば「箱の中身は何でしょう?」のような企画では、マイナスのことを連想させるため「怖い怖い!」は言ってはダメで、「何があるんだろ? 楽しみ楽しみ」などと言わなければならず、「ケツバット」でも「痛い!」はNGで「ちょっと痛い」か「なんか違和感ある」ぐらいのリアクションが求められるという。

 とはいえ「痛い」「怖い」を思わず言ってしまうこともあり、そんなときは後から声だけ録り直すという徹底ぶりなのだ。

 またギャル曽根も、落とし穴ドッキリでは「怖い怖い!」はダメで「ちょっとドキドキする」と言うように要求されたと回顧。司会のかまいたち・濱家隆一の場合、電流ビリビリ椅子で「ウワーッ!」と激しくリアクションを取ったシーンを放送で確認すると「※電流ではなく電流に似た振動です」と画面にしっかり小さい文字が入っていたといい、

「変やん。ちょっとの振動で『イヤーッ』って。じゃあ電流流さんでええやん」

 と不満をぶちまけていた。

 テレビ誌ライターによれば、

「近年、体を張った罰ゲーム、容姿イジりなどがコンプラでできなくなり、バラエティーが面白くなくなったとよく言われます。デーブはコンプラはあくまで自主規制で無視してもいいが、炎上防止のためでもあると話していた。視聴者はもちろん、スポンサーの意向もあって、各局が足並みを揃えてやっているのが実情でしょう」

 これも時代の流れで仕方がないということか。

(鈴木十朗)

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