連載730 天才テリー伊藤対談「オフレコ厳禁」
著書が20万部を超えるなど「ロングブレスダイエット」が大ブームとなっている美木良介。もとは腰痛を治すために編み出されたが、そこまでにはさまざまな苦労があったそう。美木の直接指導の下、実際に体験した天才テリーは、「医療費削減になるね!」と厚労省に推薦した!
ゲスト 美木良介(みき・りょうすけ)
1957年生まれ、兵庫県出身。81年に 「涙きれいだね」 で歌手デビュー。以降は俳優としてドラマ、映画、舞台、CMなどで活躍中。悪化した持病の腰痛を治療するために独自にロングブレスダイエットを開発。各メディアで大きく取り上げられた。「美木良介のロングブレスダイエット 1週間 即効ブレスプログラム」(徳間書店)が11月29日に発売予定。
テリー 「ロングブレスダイエット」が大ブームですね。
美木 ありがとうございます。
テリー もともと美木さんはスポーツマンですよね。
美木 はい、僕は運動が趣味みたいな人で、子供の時からずっと長嶋さんになりたくてやってたのが挫折して、この世界に入ったんです。
テリー どこの野球部だったんですか。
美木 兵庫県の姫路でずっと野球をやってたんですけど、高校は岡山東商業に野球留学して、大学は法政です。江川さんの2つ下の学年でした。
テリー じゃあ法政が、いちばん強い頃だ。
美木 プロ野球に入ることだけを考えてやってたんですけど、肩を壊したんです。体を壊すっていうのは、力がないんですよね。運がないんじゃなくて。
テリー それで俳優に。
美木 僕は芝居も何も勉強してないから、せめて体だけでも鍛えようと思って、ずっと鍛えてたんですけど、30歳の頃、ちょっと重いウエートトレーニングをやってた時、ガクーンときたんですね。。でも、今まで鍛えてるからと甘く見て、京都のロケに3カ月ぐらい行って、そこでヨロイなんか着たりしたんで、腰痛が慢性になってしまったんです。
テリー でも、スポーツは続けてたわけですね。
美木 ウエートトレーニングをやってました。鍛えてるからある程度できちゃうわけですよ。でも、5~6年前から痛くてできなくなって。
テリー 一日にどれくらいやってたんですか。
美木 いや、週に2~3回です。それと毎日走ったりしてたんですが、だんだんやらなくなって、それを年のせいにしてたんですよ。で、走るのもやめて、歩くぐらいにしたら、どんどん筋肉も落ちてきますよね。そしたら、、去年あたりは、もう10分も立っていられなくなったんですよ。
テリー ヤバイですね。
美木 これからどうやって生きていくかぐらいに、ホントに切羽詰まってしまって。で、いろんなお医者さんに行ったんですけど、いちばん信頼できるお医者さんに、ホントにぶっちゃけたことを教えてくださいって言ったら、腰痛は背骨の横の脊柱起立筋さえ鍛えれば治るんだけども、腰痛の人はそれを鍛えられないんだと。で、そこのリハビリやってる先生が「最近呼吸で腰痛を治すのをやってるんですけど、やってみますか」って言うんで、やったんですけど、それはお年寄り用なんで、まったく効かないんです。
テリー あー、そうか。
美木 でも、いろんな文献とか調べて、西洋の陸上選手がやってる呼吸法とかいろんなのをやってるうちに、呼吸法でインナーマッスルを鍛えたらもしかして脊柱起立筋に届くんじゃないかと思って、要は他の運動ができなかったので、それに賭けてみたんですね。