スポーツ

山口健治の“江戸”鷹の目診断「岐阜記念」

20140925v

◎深谷と連係する浅井に不安あり

 自力型が番手を大名マークで回ったとしても、勝てるとは限らない。

「岐阜記念」(9月20日【土】~23日【火】)に出走予定のS級S班は、村上義弘平原康多浅井康太深谷知広。村上義は昨年、浅井は一昨年の覇者で、11年にここのオールスターで2度目のGI優勝を飾っている。さらに深谷が絶好調なら、平原も前橋AS前に取材した時、「体調は100%戻っている」と話していた。素直に、この4人の戦いと見るのが正解だろう。

 ただし、深谷と連係する浅井には、やや不安が残る。深谷の番手を無風で回りながら、差せないどころか、つきバテしたとしか思えないレースが目立つからだ。深谷が勝った7月前橋親王牌、8月松戸サマーNの2、3着がそれ。深谷の8番手まくりだった松戸サマーNはしかたがないとして、早めに動いた親王牌は差しておかしくなかった。

 自在型やマーク屋との違いであり、浅井が自力からモデルチェンジできるようなら、GI勝ちを積み重ねられる。

 かつて、山田裕仁(引退)を中心に隆盛を誇った地元・岐阜勢の一人が加藤慎平。05年に全日本選抜とGPを獲りながら、その後、低迷しているのは、競輪選手の職業病である腰痛に悩まされているからだ。手術しても治る保証がないとなれば、うまくつきあうしかない。ファンはシンペイを忘れてはいない。

 さて、並びと展開。中部は深谷─浅井─志智俊夫の強力ライン。近畿は稲毛健太─村上義、中国は石丸寛之桑原大志、そして九州は井上昌己小野俊之か。東日本は南関の東龍之介林雄一田中晴基、関東の平原─岡田征陽と、小松崎大地山崎芳仁の福島両者が圏内。他では積極性が戻った菅田和宏、地元で加藤の進出も十分ある。

 主導権は小松崎と東の取り合いで、ハイペースは必至。位置取り巧みな平原が好位につけ、勝負どころから井上、稲毛、深谷が一気に踏み込む。

 本命は仕掛けが早くなった深谷。対抗は自力もある村上義。2連覇もある。深谷につききれば出番がある浅井と、レース巧者の平原が互角の3番手だ。

 伏兵は竹内公亮(岐阜・86期)、河村雅章(東京・92期)、藤田勝也(和歌山・94期)の3選手。地元の竹内は長期休養明けになるが、師匠は私も戦った父の久人(引退)。底力にかけてみたい。

◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

◆アサヒ芸能9/16発売(9/25号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
2
青柳晃洋「マイナー登板でも大乱調」の暗闇…また「有原式」「上沢式」が発動されるのか
3
フジテレビ衝撃の報告書に登場する「タレントU」は「引退」を口にした!当てはまる人物は…
4
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」